東愛知ワンコリア 「朝鮮川」での朝鮮受難者慰霊祭

東愛知ワンコリア 「朝鮮川」での朝鮮受難者慰霊祭

 3・1独立運動の記念行事の一つとしてワンコリア東愛知・知立支部(支部長、阿南信義)では3月2日(日)午後1時半より愛知県安城市桜井町を流れる「朝鮮川」河敷きにて第3聯合会朱鎮台常任顧問をお迎えして地元の会員、約30名で朝鮮受難者慰霊祭が執り行われた。

 朝鮮川のルーツは豊臣秀吉の第一回目(1592年、文禄の役)の朝鮮出兵の時、連れてこられた人を当時の西尾城主が「矢田川」の開さくに従事させてできた川で、その過去を知る人は、今はほとんどいない。また、労役に従事した人は、2012年の韓国エキスポ博覧会の会場となる麗水(全羅南道)出身者達であるという。

 平和統一聯合の会員が以前よりこの川のルーツについて調べてきた事によって、受難者の供養をするようになった。

 川に向かって受難者を慰霊する歌と冥福を祈る祈祷が捧げられた後、参加者からは「3月から韓国の麗水で在日指導者セミナーがあると聞いていますが、ここに眠る受難者の霊を故郷に連れて帰してあげたい」、「15年ほど前からこの川の名前の由来を調べて地元の人に聞いたり役所で調べたりして苦労しました。今回、麗水から連行されてきた人達と知ってこの慰霊祭をしましたが、南北の平和統一を願う朱常任顧問を迎えて実施できたことはなによりでした」などと感想が述べられた。

(文責:上野博史)


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