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2008年07月 アーカイブ

2008年07月10日

第2回ユリ会 レポート

 ユリ会は、名古屋市中村区・西区等に在住の日韓国際結婚の婦人達が中心となって発会し、在日コリアンと日本人等との国際交流及びコリアン文化の紹介を目的にしている。

 6月度のイベントとして、24日(火)名古屋市西区内で韓国料理のチヂミ作り(一部)と朝鮮王朝最後の皇太子、李垠殿下と梨本宮方子妃御夫妻をテーマにした『虹を架ける王妃』(二部)の映画会を開催。在日コリアン、ニューカマー婦人、日本人等10名が参加した。
ユリ会


 参加者からは、「本国から来た婦人達と一緒にチヂミ作りが出来て、とてもうれしく楽しかった。」(在日コリアン2世 女性 65歳)「映画は感動的。方子妃は、立派な韓日の架け橋となられた。」(ニューカマー女性 40歳)等の感想が寄せられた。次回は7月15日(火)テーマは冷麺作りの予定。

(記・木村光宏)

2008年07月27日

ワンコリア歴史探訪ツアー

愛知県本部では、6月11日(水)江戸時代の朝鮮通信使ゆかりの地を訪ねる、歴史探訪ツアーを行い、滋賀県琵琶湖畔の雨森芳州庵とかつて朝鮮通信使が通ったといわれる朝鮮人街道(近江八幡市)及び当時の資料が展示してある近江八幡市資料館等を見学した。

〔雨森芳州庵にて〕
〔雨森芳州庵にて〕


 雨森芳州は、朝鮮通信使来日時、外交官・学者として活躍し、その儒教精神に基づいた善隣友好主義は、日本はもとより韓国でも高い評価を受けている。

 芳州庵は、その生家跡に建てられ、芳州の思想にちなみ、地域全体が青少年のホームステイ等、韓国との交流活動を推進している。

〔朝鮮通信使接待に出されたご馳走〕
〔朝鮮通信使接待に出されたご馳走〕

 参加者からは、「多くを学び、刺激を受けた一日だった。自分も雨森芳州を見習って頑張らなければと思いました。」(ニューカマー女性40歳)
 「本当に意義深い一日でした。韓日交流に尽力する意義を再認識致しました。」(在日韓国朝鮮人70歳女性)などの感想を寄せられた。

 (記・木村光宏)

北愛知ワンコリアの会レポート

 北愛知ワンコリアの会では6月21日(土)、愛知県春日井市内で「朝鮮時代の書院について~書院教育と商人道徳との関わり~」と題して懇談会を開催。講師は岐阜女子大学、韓国の東洋大学校・圓光大学校等で研究員を務めておられる森澤久雄氏。在日コリアン、日本人等17名が参加した。
全体の様子

約1時間の講演の後、講師を中心に歴史、教育問題、日本と朝鮮半島の政治問題にいたるまで幅広くディスカッションがなされた。

講演の要旨は以下の通り。


 「概して韓国の学生の勉強熱心さ、教師、親への礼儀正しさには李朝時代の儒教教育の伝統と教育熱が今に残っている側面がある。

 (李氏)朝鮮前期の頃、現在の国立大学にあたる郷校が各地方にあったが、壊滅状態になってから各地で私立大学にあたる書院が作られてきた。最盛期は、600ほどにもなった。今でも事務所を設けて維持されているところがある。高麗時代から寺子屋に相当する書堂というものもあったが、日本の寺子屋が習い事が目的だったのに対し、朝鮮半島は、『科挙に合格し、出世するため』という明確な目的性があった。書院に受かるため、書堂さらには家庭で勉強をする。両班、高級官僚を全国民が目指していた。文字はすべて漢字で中国読みでやる。後期になると書院も崩れてくるが、寺子屋だけは書堂という名前で日本の統治時代も残っていった。いくら外国の侵略があっても日本が統治しても朝鮮半島の人達から教育を奪うことができない。

森澤久雄氏
< 森澤久雄氏 >

教育にたいする熱心さが今も脈々と続いている。17~18世紀になると孟子、孔子等と戦争の義士を祀るものと別れてくるようになる。後に書院も弊害が起き、庶民から祭儒銭を取り立て、結果的に国家財政を蝕むようになったため、興宣大院君が47を除き排除命令を下した。また壬申の乱以降、両班の没落と両班出身の商人が出現し、学問のある儒教商人の出現が開城商人とともに朝鮮半島の近代経済発展の礎を築いた。日本でこの精神を受け継いだのは近江商人である。」

(記・北愛知 木村光宏)

ワンコリアゴルフ会

 愛知県本部では、6月23日(月)岐阜県みずなみカントリー倶楽部においてワンコリアゴルフ会を開催した。


GOLF

記:木村光宏 

平和フォーラム「環太平洋時代と日韓トンネル構想」

愛知県本部は、6月29日(日)名古屋市内の会場において、国際ハイウェイ建設事業団の梶栗玄太郎理事長を講師に招き、北東アジア平和フォーラムを開催。在日韓国朝鮮人、日本人等、60名余りが参加した。テーマは、「環太平洋時代と日韓トンネル構想」

来賓挨拶、日韓トンネルの経過報告等の後、登壇した梶栗理事長は、日韓トンネル及び国際ハイウェイは、世界的な貧富の格差を解決し、世界平和をもたらす希望的な構想であること、資源のない日本にとって今後、生命線ともなること等を説明。「日本、朝鮮半島、中国が平和的に一つになり、戦争のない恒久平和が生まれる。」と訴えた。

全体の様子

 さらにまとめとして「今は明治維新のような世界的な変革期。薩摩、長州が手を結んだように恩讐国家同士が手を結んで行かなければならない。侵略国家として汚名のある日本は、奉仕の精神で他国に貢献していく必要がある。韓国や在日韓国朝鮮人の人達と一つとなって行かなければならない。」と述べた。

講師

 講演後、質疑応答が活発に為され、参加者の国際ハイウェイに対する関心の高さが伺えた。参加者からは、「実現することに私も努力して行きたい。同じ蒙古斑点を持つ民族として朝鮮半島、中国等とともに発展していきたい。」(会社社長 57歳 男性)「日韓トンネルが早急に実現されることを願う。具体的な動きが出てきていることは実感できた。」(在日韓国朝鮮人 60歳 女性)等の感想が寄せられた。

(記・木村光宏)

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