南愛知「人物史で学ぶコリアンの歴史」
2010年1月16日、南愛知支部は東海市商工センター中会議室にて「南愛知ピースキングコリアの集い(朝鮮と日本の歴史文化講座」)」を開催。金宗鎮先生を講師に迎え、3回シリーズで「人物史で学ぶコリアンの歴史」を学んでいる。参加者は在日コリアン、ニューカマーを含め総勢28人。
講師は「時調に見る李朝の人物、その思想と心と歴史的背景」をテーマとして李王朝成立の歴史的背景を詳しく語り、李芳遠(後の第3代太宗)と鄭夢周との李王朝建設に対する両人の「詩」を通じてのやりとりを紹介した。腐敗した高麗王朝から李王朝へ進んでいく時代に、鄭夢周はあくまでも二君に仕えずとして忠義を守り通す心情を「丹心歌」にあらわしたという。他に世宗大王の「訓民正音」創製にまつわる話と側近たちの「詩」、李退渓の「詩」など盛り沢山でかつ深い内容が短い時間で語られた。
講座が終わってから、「おしるこ」と「キムチ」が振舞われ、参加者は舌鼓を打った。次回は「李舜臣将軍」「松雲大師」「名医許浚」を中心とした講座予定。
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