2004年7月14日に創設された平和統一聯合は、その後各地の都道府県で設立をし、今年で6年目を迎える。今回、福井県本部が設立し、在日同胞の和合と統一運動がさらに飛躍するだろう。
2010年4月18日、設立大会の会場となった福井県福井市文化会館大会議室には約100人が参加した。渡辺邦彦氏による司会のもと、初めに、平和統一聯合設立の経過についての映像が上映された。
主催者を代表して、設立準備委員会の李在洙委員長が挨拶に立ち、「在日として差別を受けながら、長い苦労の日々を過ごしてきたが、文鮮明総裁の平和思想にふれて、在日の使命の大きさを知り、希望を感じた。」と述べ、さらに平和統一聯合の組織結成を為すことの重要性を訴えた。
続いて丁鍾瑚地区事務局長が福井県本部設立に至るまでの経過報告を行なった。
続いて、県本部規約案と活動方針案、人事案が承認された。会長に就任した李在洙氏と副会長に就任した劉萬伊氏に鄭時東中央本部会長から任命状が授与された。
続いて、鄭時東中央会長が「祖国統一は在日から」と題して記念講演を行なった。講演の中で、鄭会長は「福井県が生んだ偉大な芸術家 岡倉天心が『アジアは一つ』と言った。日本の国づくりに韓国から来た渡来人が大きくかかわっており、在日は韓国と日本を繋ぎ世界平和に貢献する大きな役割を担う存在である。」と強調した。
最後に劉萬伊副会長が閉会の辞を述べ、盛会のうちに閉会した。
大会後は昼食懇談会が持たれ、和やかな交流のひとときを持った。