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2010年07月 アーカイブ

2010年07月27日

講演「古代日韓史の浪漫」 富山

 去る5月16日(日)富山市速星公民館において、日韓文化交流会(HOTARU)の春の講演会で平和統一聯合富山県本部の廣田秀徳事務局長が「古代日韓史の浪漫」と題して講演会を行った。

 日韓文化交流会(HOTARU)は富山市に登録されている国際交流団体で、地元で韓国語教室や韓国料理教室を積極的に行っていて、当日は会員、受講生合わせて15名が参加した。

 廣田事務局長は古代における日韓の交流の歴史は良好なものであり、半島を通し鉄・紙・仏教・医術が伝来し、また半島にも古代倭国の文化が渡っていったことを紹介した。
 
 6世紀に入り百済との交流が盛んになり、王仁博士の漢字や儒教伝来、仏教伝来もあり、天皇のゆかり発言にも触れた。高句麗の影響、白村江の戦いの敗北や百済の滅亡、高句麗の滅亡、新羅の半島統一や遣新羅使・新羅使の交流、渤海との交流を説明した。

 特に北陸は渤海との関係が強く、渤海使・遣渤海使の足跡が能登半島にあることを紹介した。

国宝 那須国造碑を訪問 栃木

 栃木県連合会では、去る5月12日(水)に、「栃木の歴史を訪ねて」と題し、「第1回・国宝 那須国造碑(なすのくにのみやつこひ)を訪ねて」を開催した。
 
 栃木県連合会の役員・会員ら参加者10人は、栃木県が渡来人(特に朝鮮半島)によって築かれた地域である事を知ることにより、地域から平和を築く事が出来ると考え、今回の行事を企画した。当日は、晴天に恵まれ、なす風土記の丘資料館では、学芸員の眞保昌弘先生より詳しい説明を受ける事が出来た。

説明を受ける

 地元大田原市にお住まいの、元大田原市議会議長である井上辰巳先生も参加された。国宝の那須国造碑を拝観すると当時の技術もさることながら、新羅人の文化の高さを実感する内容であった。

 その後、レストラン牧場で昼食を取りながら賑やかな歓談の一時をもった。最後に、小川館で、再度、眞保昌弘先生の案内を受けながら、那須地域がこれほど重要な地域であった事を深く知り、当時の新羅人、高句麗人に感謝するばかりであった。

 眞保昌弘先生は「地元の小学6年生は必ず学習の一巻として資料館に来ます。そして、この地域は何もないと思っていた子供達が、この様な内容を知り、勉強やスポーツに頑張るようになります。子供達に文化の誇りを伝える事は大切ですね」と話していた。

 今から、1300年以上も前の、687年に14人の新羅人がこの地域に来たという。参加者一同は先人に対し感謝の思いを抱き、「今後もこの様な活動をしていきましょう」と意見を交わし合いながら散会した。

第2回在日歴史勉強会 南埼玉

 南埼玉は、5月2日「第2回在日歴史勉強会」を行った。会員非会員23人が参加し、在日ゲストスピーカーである権五鍾さんより在日一世の生い立ちをうかがった。

在日歴史勉強会

 1982年に誕生し、4歳の時、ソウルから父母と日本に渡り、兵庫県に住み、以後炭坑など父が職を転々とされ、戦前戦後と大変苦労された。「在日の志願である南北統一する運動をやってくださる皆さんである事、また在日の境遇を理解しようとしてくださる皆さんに心から感謝します」という権さんから御礼の言葉をいただいた。
 また、今回北朝鮮の平和自動車工場建設に3年間従事された河西さんが来られ韓日朝鮮問題に話題が盛り上がり、時間尽きない談話になった。

第2回韓国料理教室 南埼玉

 南埼玉は、日本人と韓国人の友好交流を目指し、文化交流を草の根レベルで行うことを目標にし、様々なイベントを開催している。
 そのひとつに韓国婦人などによる韓国料理教室を定期的に行っているが、5月16日、その第2回韓国料理教室を行った。

韓国料理教室

 多くの人々が韓国料理に挑戦し、なごやかな文化交流となった。

仏像等美術品200点 韓国仏国寺に寄贈 愛知

 韓国・慶州の名刹で世界遺産の仏国寺に、今秋、国の助成を受けて博物館・聖宝館が建設される。そのオープニングに合わせて愛知県瀬戸市で学習塾を経営し平和統一聯合愛知県本部副会長の南碩煥さん(76)が収集した仏教美術品約二百点を寄贈する。

仏教美術品約二百点を寄贈

 また、南さんと知人で名古屋市内の仏師、福井照明さん(62)も一本造りの毘沙門天など四天王像四体を贈る。その寄贈式が3月10日に仏国寺の李性陀大住職らが来日して在日韓国民団愛知県瀬戸支部で行われたが、4月には聖宝博物館建設諮問委員長で韓国教員大学名誉教授の鄭永鎬博士や学芸研究員ら3名が22日より3泊4日の日程で南さん、福井さん宅の寄贈品を韓国に搬出する作業のために来日し交歓の場が持たれた。

 南さんは日韓親善の活動に尽力されるとともに、仏像に関心を抱き研究を深めながら中国、インド、ネパールなどシルクロードをこれまで40年旅し数々の古代遺跡や仏像にめぐり合い、コレクションとして収集してこられた。それだけに、今回寄贈する美術品は「自分にとっては子供の様に大切」と韓国への搬出に先立ち20日、親交の深い弘誓寺・前田由来住職(曹洞宗)を導師に旅立っていく美術品の安全と安泰を祈念する送別の儀式を身内や関係者ら20名が集まって厳かに執り行った。

 また、名古屋市守山区に仏像彫刻工房を開く福井さんは京都で仏師の修行後、奥飛騨に入り独自の修行を積み工芸展や美術展で数々の賞を受賞。現在は日輝美術協会の常任顧問を務める。

 搬出にあたり「南先生が私の作品を気に入って頂いた事から考古学の鄭先生とも親しくなり、三人でシルクロードの仏教遺跡巡りの旅にご一緒させて頂いたのがきっかけ」と出会いをふり返りながら「一瞬の出会いが仏縁のロマンとなり、伝統ある韓国の仏国寺の博物館の一角に日本で製作された仏像が納入されることに喜びと感謝です」「朝鮮より仏教が伝来して約千五百年。悠久の時を経て仏国寺に里帰りするようで感無量」とその思いを語った。

 今回寄贈される仏像等美術品については、仏国寺が1月に鄭委員長と学芸研究員ら専門家を派遣来日させて「聖宝調査書」を作成、「太子帰城」(2~3世紀インド)や「葡萄瑞獣紋銅鏡」など原籍がインド、中国であるものや現在は実物が存在しない石碑の拓本など価値の高いものがある。

 二人の寄贈品は博物館内の20坪程の特別展示室に設置される予定で、開館式に合せて関係者は韓国領事館や地元民団の協力を得て見学ツアーを企画する予定。

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