関東大震災朝鮮人被災者慰霊祭
心新たに南北統一を願う
6月26日、東京連合会は東京・墨田区の横網町公園の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑前で、慰霊祭を執り行った。参加者は会員・友人知人ら55人。
まず李和明事務局長より慰霊祭開催の経緯説明があり、片山勲事務次長の司会による慰霊祭が始まった。始めに、関東大震災の詳細について報告があり、続いて鄭時東中央会長の挨拶、花束の献花、李範奭(イ・ポムソク)牧師による祈祷、全体で統一の歌の斉唱が行なわれた。
鄭時東中央会長は挨拶の中で、人が暴徒化した時、何をするかわからなくなることを強調し、大震災の折、「15円50銭」をきちんと発音できない在日朝鮮・韓国人、また地方出身の日本人ら多くが犠牲になったことを説明した。この慰霊祭を執り行う前日がちょうど、6・25動乱(朝鮮戦争)から60周年記念であることを説明し、今もまだ戦争が終わってないことを説明した。そして、東アジアの共同体が重要であることを強調し、祖国統一をなそうと参加者らに激励した。
参加した在日3世の大学生は、「自分の親戚や身近では、こういう慰霊祭があることは知っていましたが、他でもやっていることを初めて知りました。日本人の多くはこういう歴史のことを忘れている方も多いと思いますが、私はコリアンとしてこの事を伝えていきたい。」と感想を述べた。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: