« 2011年06月 | メイン | 2011年08月 »

2011年07月 アーカイブ

2011年07月23日

【広島県】第11連合会会議

 平和統一聯合第11連合会の韓昱洙会長を中心とした第11連合会南北統一会議が7月14日、広島市の第11連合会事務室で開催され、朝鮮半島情勢と日韓、日朝関係も含めて、今後の南北統一に対して熱い議論が交わされた。

第11連合会南北統一会議

 まず平和統一聯合紹介のビデオを鑑賞した後、韓会長の挨拶をした。韓会長は「6月の日韓トンネルツアー、7月初めの白頭山ツアーに参加し、皆様大変ごくろうさまでした。白頭山ツアーでは、中国の吉林省や延吉、万里の長城をめぐり、目指す白頭山の頂上に立った時には大変感銘を受けました。残念ながら頂上は雲と霧で覆われていましたが、大変感動しました。今度は韓国から北朝鮮を通り、陸路を通って白頭山に行きたいものです。今、在日本大韓民国民団も在日本朝鮮人総連合会も南北統一の意識が薄らいでいます。これから、日韓関係も日朝関係も早く修復していかなければならないと思います」と挨拶された。
 
 その後、同連合会の尹致重事務局長による白頭山ツアーと、6月28日に広島で開催された宋榮錫平和統一聯合諮問会議議長による1DAYセミナー報告がなされた。その後、全員で国際親善卓球南北統一チームの活躍した過去のビデオを鑑賞し、南北統一の気持ちを強めた。

 午前の部最後には裵學泰副会長が締めくくりの挨拶をされた。裵副会長は挨拶の中で「韓国と北朝鮮の関係も今あまりよくはありません。それは、哨戒艇の事件や砲弾事件など対立が激しくなっています。韓国が金大中大統領時代には太陽政策で韓国と北朝鮮は接近しました。今、北朝鮮は中国に接近しています。この動きは文総裁も危惧されています。早く南北がもっと助けあっていかなければなりません」と挨拶された。

 午後の部では、山口県の佐藤副会長が在日同胞水澤里特別教育を紹介した。佐藤副会長はこれまで自分も含め57名をこのセミナーに参加させており、7月は8名、8月も数名参加させる予定で、現在は120名を参加させるために努力している。

 続いて、岡山県の小泉会長が「平和統一聯合の中にも、もっともっと在日の担当者が増えていかなければならないし、在日の正会員を増やさなければならない。まだまだ韓国人と在日、日本人と韓国人の溝を感じる。文総裁も日本人と在日と韓国人が一体化して在日の和合と統一をはたさなければならない」と報告された。

記念撮影

 最後に7月28日の呉慰霊祭の紹介をなし、全員で統一の歌を歌い、万歳三唱、記念撮影をして会議を終えた。

文責 丸本英夫

【広島県】広島韓国商工会議所大震災チャリティ

 広島韓国商工会議所が、創立40周年で企画する東日本大震災チャリテイ公演が、5月27日、広島市アステールプラザ大ホールで開催され、世界的に有名な会話のない劇「ナンタ」公演や、「ハンソリ」、モンゴル舞踊、中国人医学博士で二胡奏者の姜暁艶(ジャン・ショウイェン)さんによる二胡演奏、フィリピン女性歌手によるジャズ・アンサンブルなどが行われ、それぞれチャリテイに協力した。
 
 公演に先立ち広島韓国商工会議所の姜仁秀常任顧問が「東日本大震災において、東北では膨大な被害と経済活動が停滞する状況になっており、その影響は西日本にも及んでいます。その中にあって広島韓国商工会議所は地域との連帯を図りながら在日同胞の経済活動の支援や地域に根差した運営をしていきます」と挨拶した。

 また、同会議所の朴喆鐘前会長も「東日本大震災の衝撃的内容に驚いています。すぐに会員の方から自分たちのできることをやろうとして急遽チャリテイ公演として挙行することになりました」と公演の実現経過を語り、挨拶した。

 公演は二部構成で、一部は「国際交流コンサート」、二部は「ナンタ」公演。

ハンソリの公演

 まずハンソリのメンバーがサムルノリ「豊年マダンノリ」を演奏。太鼓の音やドラやラッパの音で会場を沸かせ、沢山の拍手を受けた。特に太鼓を叩きながら踊る様子は躍動的な動きで舞台せましと観客を魅了、子供たちのメンバーも大活躍した。

 ハンソリは2003年5月に広島に住んでいる韓国人と韓国が大好きな日本人で結成され、毎週日曜日には広島市の西区古田公民館で練習に励んでいる。特に世界文化遺産宮島での日韓文化パレードが有名。

 続いて二胡奏者の姜暁艶(ジャン・ショウイェン)さんが楽器二胡でシルクロードにちなんだ曲を演奏した。これらの曲は、シルクロードをテーマにしながら「いのちの尊さと平和の願い」「心の豊かさと癒し」「慈しみの心世界に届け」をテーマにしており、全てが心を癒す曲だった。ジャンさんは中国大連市出身、2002年広島大学で医学博士号を取り、原爆被害者支援活動や精神障害者などに音楽療法などを行っている。

 続いて広島修道大学大学院留学生で中国・内モンゴル自治区出身のモンゴル舞踊家ウリさんが食器を使ったダンスを披露した。さらに一部の最後にはフィリピン歌手「べべ」さんを中心にした音楽ユニットがジャズを披露した。特にフランク・シナトラが歌ってヒットした「マイウェイ」の曲をべべさんが歌うと会場から多くの拍手があった。

 二部では、韓国史上最多観客動員記録を持つ世界的に有名なセリフのない韓国の劇「ナンタ」が始まると、会場から大拍手。「ナンタ」は、韓国の伝統リズムである「サムルノリ」をベースにひとくせもふたくせもある四人のコックさんが時間内に結婚披露宴の料理を作り上げるというコメディ。
 斬新なアクションで食器やまな板、包丁など、厨房にあるすべての物が楽器に変わる。一番の見どころは大量の野菜を舞台で切り刻む所。野菜が会場中に飛び散るとキャベツ、キャベツと日本語でコメディを演じてくれ、子供も腹を抱えて大笑い。会場からもお客さん男女一組舞台に上げられ、舞台の俳優達が作った料理を一緒に食べるというパーホーマンスが、会場に大受けだった。
 最後に観客を巻き込んでの拍手合戦があり、最後まで観客をあきさせない演出は見事だった。「ナンタ」の制作会社・PMCプロダクションは、5月21日東日本大震災の復興支援として一億ウォン、日本円で724万円を寄付した。


記事 丸本英夫

About 2011年07月

2011年07月にブログ「平和統一聯合」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2011年06月です。

次のアーカイブは2011年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35