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2011年08月 アーカイブ

2011年08月02日

平和統一聯合創設7周年記念白頭山ツアー

白頭山

 初めて登る白頭山
 霧は天に満つ 
 上を見ると唯々真白
 人は数百人集い
 外界の晴れるを待つ
 嗚呼白頭山
 わが友らは自国から見る
 ことあたわず
 中国から拝み見る
 いつ晴れるか
 外界も我が心も
 麗しき白頭山を
 晴れ晴れと見るときが
 涙で濡れた足下が
 乾くときが



 「白頭山で一つとなろう」をテーマに、全国各地から平和統一聯合の会員ら約200人が白頭山ツアーに参加し、創設7周年となる7月4日、白頭山・天池にて宋榮渉(ソン・ヨンソプ)平和統一聯合諮問会議議長を中心に南北統一祈願をし、同日夜祝賀晩餐会を行った。天池は霧と横風、時折強い雨に吹かれながらも、参加者らの顔は喜びと希望、そして南北統一祈願で輝いていた。

天池にて

 今回のツアーは全国各地から参加し、現地の観光ガイドも「このように全国各地から大勢集まる企画は初めて」というものだった。

 現地の事情、交通の事情もあり、日程は各地域で前後したが、おおよそ4泊5日のスケジュール(地域によっては5泊6日)を過ごし、中国と北朝鮮の国境にある図們市、詩人尹東柱で有名な大成中学校、独立運動と抗日運動先駆者の象徴の地 一松亭、白頭山、北京市内、世界遺産である万里の長城を巡った。また道中では脱北者の教育施設も車中から眺めながら、祖国分断の痛みや共産主義体制の現実を肌に感じてたこともあった。

 7周年記念晩餐会の中では、朴明盛中央会長、鄭時東中央会長による祝辞があり、また石川県より参加された金丙泰氏が詩を発表した。韓昱洙中央副会長による乾杯で、7周年の祝賀と白頭山ツアーの成功を祝った。食後は、在日平和統一婦人会のメンバーによるパワフルな歌で会場は圧倒され、劉相燁天一国歌舞団団長によるミニコンサートで会場は最高潮に盛り上がった。宋議長御夫妻の歌や話で祝賀会は締めくくり、必ず祖国統一を成し遂げる決意で参加者は各地へと帰国した。

【長野県】強まる絆・国際家庭納涼食事会

 4連合会長野県本部が日韓・韓日国際家庭の家族・親族の交流と絆を深めるため、7月17日長野県長野市の松栄寿司店で、国際家庭納涼食事会を開催した。

国際家庭納涼食事会

 総勢27人が集い、自己紹介と、今までの経験談を語ってもらい、普段面と向かって話せなかった感謝の言葉や、苦労話など、終始和気あいあいとした雰囲気の中、各家庭の様子を伺い知ることができた。

 具体的には、韓国から初めて日本に来て、言葉づかいが判らず苦労した韓国婦人の話や、韓国人に対する偏見やわだかまりなく接し、自分の娘と思って生活しているという姑さんの話しが興味深かった。

 詩吟や、歌の披露する場面があり、仲睦まじい夫婦の様子を微笑ましく見守る親族の姿が印象的であった。各家庭が親族との協調・調和をもって、日韓の一体化、そして世界平和に向けた活動が促進されることを誓い、お互いの健闘を祈り、次回の再開を約束し、閉会した。

記事 荒井 元寛

【4連合会】在日歴史探訪 松代を巡る

 祖国統一の決意を新たにする第4連合会は、光復節(終戦記念日)をもうすぐ迎えるにあたって7月23日、「在日歴史探訪松代を巡る」と題し、長野県松代を訪ね、統一祈願をした。青木薫平和統一聯合第4地区会長を中心に遠くは栃木、群馬から総勢28人が参加した。

在日歴史探訪松代を巡る

 松代大本営は、大日本帝国生き残りのために多くの韓国人が徴用され、犠牲となった場所である。参加者は詳しい説明を受けながら、当時の状況がどのようなものであったかを知ることができた。6ヶ月で6kmという岩盤を発破により砕き、爆風で土煙が立ちこめていても、作業を休むこともさせられなかった内容を聞き、参加者の胸にはどうしようもなくこみ上げてくる悲しみがあり、地下壕の行き止まりで、円になり統一の歌を歌った。

統一の歌を歌う

 慰霊のシーンでは韓国牧師が祈祷を捧げ、参加者らは祖国が分断されたしまった悲しみを拭うために、祖国統一の決意を強く持った。

記事 衣川

2011年08月03日

【愛知県】第7回東海知多半田地域韓国朝鮮人殉難者慰霊及び南北統一祈願祭

祈願祭

 7月24日、第7回東海知多半田地域韓国朝鮮人殉難者慰霊及び南北統一祈願祭が愛知県知多郡美浜町の安養寺本堂にて執り行われ関係者ら40人が参列した。

 半田市には戦時中、軍用機の工場があったことから米軍の空爆の標的となり今回で半田空襲66周年を迎える。ピースキングコリアと実行委員会の役員らは午後の祈願祭を前に、この日24日、空襲を受けた犠牲者を祭る半田市内雁宿公園の慰霊碑を参拝した。

上野博史事務長
<司会を務める平和統一聯合南愛知地区上野博史事務長>


 午後1時半、平和統一聯合南愛知地区上野博史事務長の司会による開会宣言と主催者挨拶に続き、韓国からお嫁に来られた韓国婦人で結成された韓国婦人会による「イムジン河」の慰霊歌が捧げられた後、三浦久雄実行委員長よりこれまでの経過報告と、昨年12月、慰霊碑を祭ってきた姜奭中氏(89)が亡くなられた事が報告され参加者一同、故人を偲んだ。

献花
<献花を捧げる金鎮甲平和統一聯合中央会副会長>


 金鎮甲平和統一聯合中央会副会長による花束の献花に続き、長山實之大宮神社副宮司から慰霊文の奉読が捧げられた。

 続いて森一雄安養寺住職を導師に慰霊法要が厳かに執り行われ、森住職は「世界が平和であって欲しいと願う皆様の思いがひしひしと感じられます。日本の繁栄の源となる文化の多くは朝鮮半島から入ってきました。争いの世を平和に制定しようとした聖徳大使の『和を持って尊し』の精神を忘れず、この様な供養の会を繰り返すことで不幸を作ってはいけないと反省し、平和を念じ、世界平和に繋げていきましょう」と語った。

参加者

 参加者全員による焼香、統一の歌の合唱に続き、最後に金中央会副会長は、「毎年こうして集まって平和を願っていく心を結集し、南北の平和統一に一生懸命邁進していきましょう」と閉会の挨拶を述べ、慰霊祭は終った。

記事 上野博史

【高知県】「ために生きる」精神で一つに 「南北統一祈願特別講演会」

 平和統一聯合の創設7周年を迎えた7月、第10連合会高知県本部は、高知県平和大使協議会との共催で「南北統一祈願特別講演会」を開催した。7月10日午後2時、高知市文化プラザかるぽーと11F大講義室に180名の参加者が集い、講師に鄭時東平和統一聯合中央本部会長を迎え、「在日の和合統一と世界平和」と題した講演に耳を傾けた。

 講演に先立ち、曺銀貞さんによる七甲山、ホルロアリランの独唱が披露され、会場の雰囲気も和んだところで鄭会長が登壇し講演が始まった。

鄭会長講演

 鄭会長は初めに、「高知は幕末に、怨讐の関係であった薩摩と長州を結びつけ、明治維新の立役者となった坂本龍馬を生んだ地であります。」と語り、それに准えて在日の和合統一が南北統一に不可欠である事を強調した。

坂本龍馬像の前で
<坂本龍馬像の前で>


 続いて、韓民族にとって聖地とも言える白頭山を数日前に訪れて南北統一の祈願をした事を紹介しながら、民族と東アジアの歴史の流れを説明し、現代の世界の様々な問題に言及した。特に、朝鮮半島統一の問題は、東西ドイツの統一と比較しながら韓国民には経済的負担が大きい事を指摘、世界的には人口問題、食糧問題など超えなければならない課題が山積しているが、国益優先の壁を超えられない国連の限界をも指摘した。

 その上で、鄭会長は利他主義、「ために生きる」精神で一つにならなければならないと訴え、一つになる目的は、「平和」であると述べた。又、在日の和合は南北統一のためであり、それが世界平和につながると訴えた。

熱心に聴講する参加者
<熱心に聴講する参加者>

 その後、平和大使協議会による平和大使の任命が行われ、この日参加した民団元団長をはじめとした来賓と共に記念撮影を持って閉会となった。

記事 今野


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