【愛知県】第7回東海知多半田地域韓国朝鮮人殉難者慰霊及び南北統一祈願祭
7月24日、第7回東海知多半田地域韓国朝鮮人殉難者慰霊及び南北統一祈願祭が愛知県知多郡美浜町の安養寺本堂にて執り行われ関係者ら40人が参列した。
半田市には戦時中、軍用機の工場があったことから米軍の空爆の標的となり今回で半田空襲66周年を迎える。ピースキングコリアと実行委員会の役員らは午後の祈願祭を前に、この日24日、空襲を受けた犠牲者を祭る半田市内雁宿公園の慰霊碑を参拝した。
<司会を務める平和統一聯合南愛知地区上野博史事務長>
午後1時半、平和統一聯合南愛知地区上野博史事務長の司会による開会宣言と主催者挨拶に続き、韓国からお嫁に来られた韓国婦人で結成された韓国婦人会による「イムジン河」の慰霊歌が捧げられた後、三浦久雄実行委員長よりこれまでの経過報告と、昨年12月、慰霊碑を祭ってきた姜奭中氏(89)が亡くなられた事が報告され参加者一同、故人を偲んだ。
<献花を捧げる金鎮甲平和統一聯合中央会副会長>
金鎮甲平和統一聯合中央会副会長による花束の献花に続き、長山實之大宮神社副宮司から慰霊文の奉読が捧げられた。
続いて森一雄安養寺住職を導師に慰霊法要が厳かに執り行われ、森住職は「世界が平和であって欲しいと願う皆様の思いがひしひしと感じられます。日本の繁栄の源となる文化の多くは朝鮮半島から入ってきました。争いの世を平和に制定しようとした聖徳大使の『和を持って尊し』の精神を忘れず、この様な供養の会を繰り返すことで不幸を作ってはいけないと反省し、平和を念じ、世界平和に繋げていきましょう」と語った。
参加者全員による焼香、統一の歌の合唱に続き、最後に金中央会副会長は、「毎年こうして集まって平和を願っていく心を結集し、南北の平和統一に一生懸命邁進していきましょう」と閉会の挨拶を述べ、慰霊祭は終った。
記事 上野博史
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