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2011年09月 アーカイブ

2011年09月30日

【四国】平和統一原理セミナー

 朝鮮半島(韓半島)の平和統一を願う第10連合会は、2011年9月24日四国中央市福祉会館で平和統一原理セミナーを開催し、会員ら234人が参加した。平和統一聯合創設者である文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の思想をはじめとして、韓日の歴史を通じた在日コリアンの立場を学び、南北統一を再度決意するセミナーとなった。

 セミナーでは、美馬秀夫第10地区(四国)会長による主催者挨拶、金源植(キム・ウォンシク)中央本部事務総長の激励辞、来賓挨拶と続き、宋榮渉(ソン・ヨンソプ)平和統一聯合諮問会議議長による3講座がもたれた。宋議長は文総裁の基本的な思想と理念をわかりやすく解説し、参加者は平和統一運動に積極的に同参する姿勢を見せた。昼食を挟み、竹内清治講師による「韓日宗教史と南北統一」の講義が行われた。竹内講師は、韓日の係わりを歴史的に解説され、南北統一の必然性を訴えた。その後、金顯辰(キム・ヒョンジン)地区事務局長が「摂理の目から見た在日コリアン」と題して講義を行った。金地区事務局長は、「在日コリアンの立場、悲しみ、恨を理解し、彼らを愛することが南北統一、世界平和を成す第一歩である」と強調した。

 セミナーの最後には、在日平和統一婦人会がチマチョゴリ姿で登場し、参加者全員が手をつないで、「ウリエソウォン(統一の歌)」を歌って幕を閉じた。

【石川県】白頭山研究の「天池会」提案・発足へ

 石川県本部では2011年8月2日、金沢市内の会場で「白頭山ツアー報告会」を開催し、石川県内より会員など10名が集まった。

白頭山ツアー報告会


 はじめに李在洙(イ・ジェス)第7地区会長が挨拶し「白頭山ツアーに参加して、現地で私たちの韓民族のルーツを体感してきた。この報告会で感じてきたものをお伝えしてみたい」と述べた。写真の上映のあと白頭ツアー山頂で感動して詩を作った金丙泰(キム・ビョンテ)氏が詩の内容を解説した。

 白頭山は石川県の白山とも縁があり、白頭山の研究と学習会の場を定期的に持つため、「天池会」という会を発足させることが提案され了承された。多くの方々が北陸の地より、白頭山に関心を持つ人が増えていくことを期待し、活動を活発化させようという意見も出て盛会のうちに終了した。(記事:渡辺)

【群馬県】韓国の伝統秋夕祝祭が行われる

 2011年9月10日、高崎くらがのカルチャーセンターにおいて群馬韓国婦人会が主催、平和統一聯合第4地区群馬県本部が後援で、秋夕(チュソク)祝祭を挙行した。高橋清隆顧平和統一聯合第4地区群馬県顧問、群馬韓国婦人会、平和統一聯合会員ら大人が26人、子供30人が参加し、伝統的な合同祭祀と抽選会や歌などで楽しい時間を過ごした。

秋夕(チュソク)祝祭

 秋夕は、日本のお盆と同じように韓国でも自分のふるさとに帰り、先祖を祭る伝統的な祝祭である。群馬韓国婦人会は、日韓の国際結婚家庭の婦人が集い、平和統一運動にも積極的に参与している。今回の秋夕の祭祀のために婦人会は数日をかけて食事などを準備した。祭祀のあとには供え物を皆で食べたのだが、あっという間に食べて参加者らは大満足した顔だった。会員らの紹介をうけて、新しい国際家庭や日本婦人なども参加した。今後の平和統一運動の輪を広げたいものである。

【岡山県】岡山県本部結成6周年記念大会開催

 去る9月24日(土)、テクノサポート岡山・大ホール(岡山市北区)で、100名を超える会員・賛同者を集め、平和統一聯合岡山県本部結成6周年記念大会が行われた。

 李玉姫会長の開会の挨拶の後、来賓を代表して河本勉岡山県議会議長、小田圭一県議による祝辞が述べられ、そして祝電の紹介に続き、鄭時東平和統一聯合中央本部会長による「白頭山ツアー報告と南北統一への課題」と題しての記念講演が行われた。

鄭時東平和統一聯合中央本部会長

 鄭会長は、7月4日を前後して行われたツアーの写真を紹介した後、現在の情報として、最近まで停滞している南北関係において交流に向けた一連の動きがあることを指摘。続いて、東アジアの2000年の歴史の流れを追いながら、文化や技術のお互いに与えたり与えられたりする歴史があることを紹介。

熱心に耳を傾ける参加者
<熱心に耳を傾ける参加者>

次に、本題の南北統一への課題として、東西ドイツ統一時の東西の人口比、経済力比と比較して、それをはるかに上回る南北間の格差があることを示しながら、北の金正日総書記がロシアからの天然ガスのパイプラインを韓国に通すことを認めるようになった状況の中で、単に南北統一の問題を越えて、日韓トンネル、国際平和高速道路建設の完成などを通じ、共に、食糧問題、資源問題、環境問題などを世界的に取り組んでいかなければいけないことを強調。さらに、さまざまな例を挙げ、来賓を始めとする参加者に質問を投げかけながら、“北も南も、日本も我が祖国”の気持ちで、そして、“ために生きる”精神で、特に日韓は強く結ばれたイクウォールパートナーとして、環太平洋を中心としたこれからの時代を切り開いていきましょうと訴え、盛大な拍手の中で講演を締めくくった。

 講演後は、1年間の活動報告と新年度の活動方針(案)が承認され、休憩を挟んでエンターテイメントが行われた。
 先ず最初に、韓日・日韓の国際結婚家庭の婦人達を中心に結成された舞踊団・チンダルレが“大長今(テジャングム)”を舞い、続いて韓国の演歌歌手・韓圭喆さんがデビュー後すぐのヒット曲“ミリャンモスムアリラン”や“釜山港に帰れ”“恨五百年”などをメロディーで熱唱。

舞踊団・チンダルレ
<舞踊団・チンダルレ>

韓国の演歌歌手・韓圭喆さん
<韓国の演歌歌手・韓圭喆さん>

 その後、コーラスグループ・ピースフルの“愛は(サラン)”と“アメイジング・グレイス”の歌、チンダルレの“扇の舞”の踊り、続いて、もう一度登場した韓圭喆さんが、韓国の民謡を歌って会場を盛り上げる中、参加者が次々と立ち上がって会場を巡りながら踊り、一緒に民謡を楽しんだ。

コーラスグループ・ピースフル
<コーラスグループ・ピースフル>

 最後に、高揚した雰囲気の中で万歳三唱が行われ、盛会のうちに記念大会を閉会した。


【近畿】近畿連合会結成7周年記念大会

 9月25日(日)午後1時30分より、大阪市住吉区民センターにて、平和統一聯合近畿連合会結成7周年記念大会が開催された。大ホールに在日同胞ら、1,000名を超える聴衆が参加した。

結成7周年記念大会


 本大会前に、式前アトラクションとして天父報恩鼓の演舞、平和統一聯合近畿連合会所属の農楽団『ウリソリ』によるサムルノリの演奏、『無窮花』によるダンスが行われた。

黄七福近畿連合会会長
<黄七福近畿連合会会長による挨拶>


 本大会では、最初に主催者を代表して黄七福近畿連合会会長が挨拶した。「正論、常識が通じる在日同胞社会を再建しなければなりません。和合こそが在日同胞社会を隆盛させ、祖国統一を実現させることができるでしょう。」と、大同団結を訴えた。

鄭時東平和統一聯合中央会長
<鄭時東平和統一聯合中央会長による祝辞>


 続いて鄭時東平和統一聯合中央会長、同大阪府本部南大阪地区常任顧問らが祝辞を述べ、宋榮渉平和統一聯合諮問会議議長がビデオメッセージで激励した。

 平和統一聯合創設以来7年の歩みの紹介DVDの上映、近畿連合会の1年間の活動報告を近畿連合会小宮 耕次長が行った後、近畿連合会結成7周年を記念して黄七福会長から閔春姫近畿連合会水都支部長ら四氏に対して功労賞が贈られ、会員一同より黄七福会長に感謝状と花束が贈呈された。

功労賞受賞者
<功労賞受賞者>


最後に、参加者全員で『ホルロアリラン』を大合唱し、近畿連合会姜熙滿副会長が億万歳三唱で結成7周年を祝った。

 第2部は、記念の映画上映会を行った。タイトルは、『アニメ・ジュノー』。3月11日に起こった東日本大震災は、私達に生き方・価値観を掘り下げて考える機会を与え、日本全国はもとより、世界中の国々から義援金が寄せられた。その義援金のほとんどは赤十字社を通して寄せられたものであった。近畿連合会においても微力ながら街頭募金活動を行い、日本赤十字社を通じて義援金を送った。今までの被災者支援活動を通じて、赤十字の精神は、無償の愛である事、そしてその無償の愛を考えさせる絶好の資料として、今回上映する『アニメ・ジュノー』がある事を知った。被爆直後の広島に15トンの薬品・医療機材を運び、治療活動をしたスイス人医師「マルセル・ジュノー博士」の生き方を描いた作品である。
このような経緯を踏まえ、今年はこの映画を上映することにした。


アニメ・ジュノー

上映終了後、アニメ・ジュノー制作委員会理事長、NPO法人モースト理事長の津谷靜子氏が上映の感謝とこのアニメ映画を制作するようになった経緯、今後の活動の方向性について語った。

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