日本各地のダム建設による朝鮮人被害者への祈り
過去の歴史の中で犠牲になった朝鮮・韓国人の慰霊を心を込めて行う第11連合会(広島県など)は、韓昱洙会長を中心に「第2回王泊ダム韓国・朝鮮人被害者慰霊祭」を、10月11日王泊ダム慰霊碑前で行い、会員ら(在日韓国・朝鮮人、日本人など)10数名が参加し、祭祀を捧げた。
1934年当時の新聞によると、日本の植民地になっていた朝鮮半島から強制労働により日本に連れてこられた朝鮮人労働者が、「王泊ダム」建設工事の火薬爆発事故で、14人の死亡被害者をだしている。
この日、慰霊祭では、まず韓会長が挨拶。挨拶の中で韓会長は「これまで、朝鮮半島から強制的に連れてこられたわれわれの民族は悲しいことに、王泊ダム建設工事のみならず、全国の現場で朝鮮人の被害者がでています。しかし、全面的に日本政府なり工事責任者が謝り責任を取ったためしがありません。これも、問題です。今回は、少しでも亡くなられた朝鮮人被害者の魂を慰めようと慰霊祭を昨年に引き続き、行うことになりました。参加された在日韓国人、在日朝鮮人、日本人の方々に感謝申し上げます」と語った。
慰霊祭ではまず祭壇を作り、韓国式に祭壇に、くり、イモ、果物、乾物を捧げ、周りをお酒で清め、韓会長を始めに全員が参拝、線香を上げ、供養祈祷を捧げた。その後、笹の葉に供養の言葉を張り付け供養した。最後に全員で韓国の歌や詩歌を歌い、朝鮮人被害者の魂を慰めた。