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2012年11月 アーカイブ

2012年11月26日

【茨城県】朝鮮人戦争犠牲者慰霊祭行う

 毎年恒例となっている「茨城県朝鮮人戦争犠牲者慰霊祭」が9月29日、日立市にある日立平和台霊園にて行なわれ、平和統一聯合4連合会茨城支部からも参加した。

慰霊祭"

 一部は、権泰福委員長挨拶と張泳祚事務局長による経過報告が行なわれた。

 無縁の為に当時祀られなかった遺骨、鉱山労働者子弟の教育の為に存在していた学校(その後閉鎖された)など時間が経つにつれ失われていく戦争犠牲者の真の歴史を述べ伝える活動など報告された。

 その後、心情を洗うような民族楽器『ソヘグム』の音色を聞きながら50名の参列者が焼香を行なった。

民族楽器『ソヘグム』による演奏

 二部は、室内に会場を移し食事会を持ちながらの歓談となった。アリラン、鳳仙花など美しく悲しい曲を二人の奏者が息もピッタリに奏で会場を和ませてくれた。
 婦人会の方々の手作りの美味しいキムチ、ジョンを食べながら権委員長、張事務局長、李常任委員長と歓談。文総裁の聖和に際し弔問に来て下さったお礼を述べ会場を後にした。

【茨城=小西】

【大阪府】民団住吉住之江支部の敬老会 協力

 在日本大韓民国民団大阪府住吉住之江支部の敬老会が10月13日、平和統一聯合近畿連合会の協力のもと住吉公園で開催された。同民団大阪府地方本部の鄭炳采事務局長が来賓として出席し、祝辞を述べた。その後、鄭事務局長より参加した“敬老会員”に対し記念品が授与され、参加者一同バーベキューを囲みながら懇親の宴を催した。

【奈良県】日韓文化友好「飛鳥創都祭」開く 近畿連合会協力

伝統芸能披露
<世界平和を願い日韓の伝統芸能を披露>


巡行
<平和を祈願しながら巡行>

 日韓文化友好「飛鳥創都祭」が10月20日、21日の二日に渡って奈良県明日香村で開催された。主催:「飛鳥創都祭」実行委員会【奈良県明日香村、忠清南道扶餘郡、在日本大韓民国民団奈良県本部、教育文化ジャーナルコリアンワールド】、共催:奈良新聞社、協力:古都飛鳥保存財団、あすかサポート共同体、朝日新聞社、後援:大韓民国・忠清南道、関西・大阪21世紀協会、NHK奈良放送局、アジア協会アジア友の会、平和統一聯合近畿連合会・渡来人研究会、特別協賛:八千代病院、青洲会診療所、金田グループ、ダイヤモンドソサエティ、近畿産業信用組合、中央鋼管建材、エム・ケーグループ、三越土地。

 日本国・奈良県明日香村と大韓民国・忠清南道扶餘郡が姉妹都市として提携して今年で40周年を迎えた。ともに日韓の古代の都であり、両国はいにしえの時代から国際交流を活発にし、飛鳥文化と百済文化の中心として発展してきた。日本で初めて都が創られた飛鳥は素晴らしい自然景観に囲まれ、歴史文化遺跡が集結している。明日香は朝鮮半島とは歴史文化の交差点であり、飛鳥を見つめることは日本誕生を振り返ることであり、朝鮮半島からの渡来人を中心とする人々と歴史を共有してきたことを確認し合うことになる。

 おりしも、今年は高松塚古墳が発掘されて、同じく40周年を迎えた。高松塚古墳は飛鳥地方の西南部に位置し、1972年の発掘時に発見された女子群像の壁画は「飛鳥美人」と称され、渡来系絵師が朝鮮半島の女性を望郷の念にかられて描いたという説がある。それが事実なら、まさに女子群像は日本と朝鮮半島の友好のシンボルであり、高松塚古墳は当時の朝鮮半島と日本列島との文化往来の足跡が凝縮されている史跡と言える。

 今回の日韓文化友好「飛鳥創都祭」は、高松塚古墳発掘40周年と明日香村・扶餘郡姉妹提携40周年を祝うとともに、飛鳥が日本国最初の都として誕生した際、朝鮮半島からの渡来人らが深く関わってきたことに思いを馳せ、その多文化共生のモデルを現代に呼び起こしていきたいという趣旨で開催された。

 1日目の歴史シンポジウム、2日目の「飛鳥美人」撮影会や飛鳥寺での文化祭を通して、古代飛鳥と朝鮮半島との友好の歴史を振り返りながら、現在の混沌とした東アジアにおける軋轢、覇権争いの抑制を願い、日韓両国の一層の平和友好を展望した。

 1日目は明日香村立中央公民館で「東アジア歴史文化シンポジウム」を開催した。第1部は「飛鳥美人」飛鳥・扶餘友好親善大使任命式が行われ、舞鶴正治・財団法人古都飛鳥保存財団常務理事から女優でユネスコ・アジア文化センター顧問の中野良子氏に親善大使の任命状が授与された。第2部は「素晴らしき明日香 歴史ロマンを語る」と題してライブトークが行われ、森川裕一・奈良県明日香村村長と映画監督の川瀬直美氏が対談した。第3部は「飛鳥・高松塚古墳から東アジアを見つめる」と題するシンポジウムを行った。上田正昭・京都大学名誉教授が基調講演を行い、仲尾宏・京都造形芸術大学客員教授のコーディネートのもと金両基・比較文化学者、堀井良殷・関西・大阪21世紀協会理事長、伍躍・大阪経済法科大学教養部教授の四氏がパネルディスカッションを行った。

 2日目は「日韓文化平和祭」を開催した。第1部は高松塚古墳で、高松塚古墳発掘40周年を記念して「飛鳥美人」友好親善大使に任命された女優の中野良子氏をはじめ、「西壁女子群像」に描かれている「飛鳥美人」に扮した女性4名をモデルに撮影会を行った。第2部は飛鳥石舞台から飛鳥寺までの沿道を蘇我馬子を先頭に古代衣装に身を包んだ百済人100人が平和を祈願しながら巡行した。第3部は飛鳥寺にて「飛鳥寺平和祭」を挙行した。日本最古の寺院である飛鳥寺は、渡来人がもたらした建築技術と日本伝統の様式美が見事に調和した仏閣である。日韓文化のターミナルであった同寺院の境内で世界平和を願い、日韓の伝統芸能を披露し、平和宣言を発信した。

【香川県】日韓朝心情文化交流ミニコンサート協力

日韓朝心情文化交流ミニコンサート

 第10連合会は、10月23日、香川「一宇金輪聖皇観音堂」で行われた在日同胞と韓日和合の「日韓朝心情文化交流ミニコンサート」を協力。

 韓半島の南北統一と韓日和合を通して世界平和に寄与したい動機で立てられた寺の趣旨に従って行われた今回のミニコンサートには、24人名の民団系、総連系の在日や日本人が参加して多くの交流の場を持った。

 金顯辰四国連合事務局長の挨拶と主催者 大山万里氏の感謝の言葉に引き続き、大山氏によるサックスの演奏と韓国婦人の歌が披露された。

【詩】少女の祈り

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