【兵庫】祖国の平和統一を願う「賢仁会」開催
FPU兵庫は、暑夏から涼秋へと季節の移り変わりゆくさまの感じられる9月22日(日)の午後、JR元町駅北にある兵庫県学校厚生会館・大会議室において『賢仁会』の第30回記念講演を開催。「東アジア(韓日)文化講演会」の一環としての『満州大陸を母なる源流として』を主題として講演する与那嶺正勝先生(京都在住の日本家系研究学会を主宰)を招聘し、古代の半島と列島の雄大さの中にロマンやドラマ、そして半島と列島の明日を、明快に予言するが如く語っていただいた。
講演に先立ち、文聖純北近畿(兵庫会長代行)が「過日、素晴らしい出来事がありました。早やご承知のことと察しますが、平和統一祈願として自転車による日本列島縦走2013が開催されました。当会も最大の努力に努め岡山県境までリレー走行しました。それらの結果として北朝鮮側に1万台の自転車を贈呈することに決定したことを、ここにお知らせいたします」と述べると、会場内は大拍手で熱気に包まれた。
司会をFPU兵庫県本部の福田秀樹事務局長が務め、講師の略歴の紹介。
講師は、沖縄県の出生で琉球大学教育学部に在学中、『沖縄と社会の習俗』・(東京大学出版会)の出会い、その書物の中に自身の姓である与那嶺家の家系図を発見、以来日本全国の氏姓のルーツを30年以上にわたり調査研究。そのかたわら民俗学・東洋哲学を学び今日まで2万件以上の家計調査と監修に従事。主に墓、寺、古文書、系図類は、いうに及ばず、日本語と韓国(朝鮮)語・琉球語からの視点を重要視して半島と列島の苗字・地名・言語・文科系・組織体系等の御研究の中から多くを会場で語った。まさに古代の日本を取り巻く怪奇な渦の正体に迫った。
講師は、「1)東アジアは一つ大きな河であり、多くの支流が合流し混ざり独自のものに変化する。 2)言語に見る合流の痕跡があり、それらは高句麗の地名から同一祖語として成り立つ」と述べた上うえで、伊勢神宮はもより、日本の各地に存在する素盞嗚(スサノオ)神社を含めて、天照大神=スサノと結論を導いたうえで、実は高句麗を経て百済の母神(女祖神)の召西奴(スソノ)の可能性が高いのだ」との結論づけ、「記・紀(古事記と日本書紀)にはそのような事柄は一言半句も出ていない筈です。そのように日本人は古代史を改竄したものを支配者から謎めいたこととして古代史を学んでいたのです。スサノ=スソノと音言がほぼ一致することから天照大神が渡来人部族の女性指導者であるとの説が常識かと思われるのです」と語った。
また講師は、「半島と列島の平和論として、先進文化が列島に上陸してきたのだから、その流れを素晴らしいものとしての役割を担って半島へと逆に輸出することが最も望ましいのではないだろうか」とも語られた。
閉会の辞で、FPU兵庫副会長の曺小煥老僧(臨済宗雲水)が「『賢仁会』の名称の由来は、昨年聖和された趙希秀会長が命名されたものです。『浅学なるものが集い、深く学ぶことが大事です。宜しく賢者たれ!』が趙希秀会長のお言葉でした」と語り、在りし日の趙希秀会長を会場の諸氏と共に偲び、閉会の挨拶とした。
(FPU兵庫WEBより転載、加筆)
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