【石川】宮古墳と羽作市・民族資料館へ 石川の天池会ツアー
11月16日、天池会(会長・金丙泰)主催で、第3回「歴史探索ツアー」で、雨の宮古墳と羽咋市にある民族資料館の2ケ所を訪ねた。
【雨の宮古墳】
この日は、日本の遺跡を研究している大阪大学の教授3人と学生24人も訪れていてこの地が重要な場所だと感じ雰囲気もおおいに盛り上がった。
参加者らは松島昌幸氏(羽咋市文化財保護審議会会長)の案内により、雨の宮能登王墓の館で4~5世紀に建造され、同古墳群から出土した同鏡や直刀など多くの遺品の説明を聞き、当時代の多くの事を学んだ。
次に外に出て、約65.5mもある2つの古墳を見学。大和政権から派遣された権力者か地方の勢力をもった豪族のものではないかと推測されている。そのような古墳を目の当たりにして、参加者たちは圧倒された。
古墳は発掘されるとすぐに盗難にあったり、また発掘するのに多くの人と期間が必要なため、国の資金がなく、まだ未調査の所も多くあると言うことだった。
次に羽咋市にある民族資料館に場所を移動。そこは寺家遺跡の資料が展示されている所で、寺家遺跡は渤海と交流のあることで知られている。
約15km離れた所に福浦港(羽咋郡志賀町)があり、多くの渤海人と船が来航し、また船の修理もしていた関係上、民宿も多くあり、当時その地は賑わっていたと説明。
その福浦港に来た渤海人が寺家遺跡で祭祀を執り行い、出土品の多くはその時に使用するものが多いとのこと。
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詩 金丙泰
「天の宮古墳」
晴翠盛んなる坂道に光射し紅葉の絨緞美し登れば雨の宮古墳群大海を臨む。
我ら天池会は古の栄華いづこより来たるかを学ぶ。
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