FPU兵庫は結成8周年を迎え、梅雨の晴れ間の6月22日、淡路島を望む海辺の風光明媚で知られる明石海峡に面した明石市民会館アワーズ大ホールで記念大会&Elizabeth Wooバイオリンコンサートを開催。文鮮明総裁・趙希秀FPU北近畿・兵庫会長らの故人を偲ぶ黙祷から総会は始まり、主催者、来賓の挨拶などの後、2013年度の活動方針についての承認を持って1部を終了。続いてElizabeth Woo氏によるコンサートが行われ、抽選会、全員が手を繋いでの「アリラン」の合唱が行われ、願いを込めた億万歳を持って記念大会は終了した。
第1部は廣瀬純子西宮支部長による司会で総会が執り行われ、冒頭に全員が起立し、故人を偲んで黙祷を捧げた。その後、文鮮明総裁・趙希秀FPU北近畿・兵庫会長の昨年の聖和式のなどの模様のビデオを上映した。
開会宣言の後、鄭時東中央会長による祝辞があり、鄭会長は青春の最中にあるが如く、学生の弁論大会のような元気さで手振りを交えられて「KOREAは東方の明るい日となり光となるであろう、我々の心を導き、自由の天国になるであろう、我々の心のKOREAよ」と、東洋が生んだ詩人・タゴール(アジア人に初めて与えられたノーベル文学賞の受賞100年にあたる)の詩を引用し、会場の参加者に日本における在日同胞の和合と半島の統一と日韓の一体がアジアと世界の平和に貢献するだろうと力強く述べた。
続いて、文聖純FPU北近畿・兵庫会長代行は、参加者への謝辞を述べるとともに、創始者であられる文鮮明総裁の御聖和と夫君である趙希秀会長の聖和にふれられ、「これまでの総裁の偉業を引き継ぐとともに、8周年大会は新たなる出発の年として大事な年にしたい」と代表挨拶を語った。また、会長代行として活動してきた中で、「より良き日本と韓国・朝鮮のために歩んで行きたい」と述べ、「趙希秀会長1周年の折に語られた記念の辞をそのまま掲載させていただき、日韓の障害となる壁を壊し、未来への希望を抱き前に進みたい」と結語した。
続いて、小野正博FPU兵庫常任顧問が「文鮮明総裁の御遺志である日韓の新しい時代、過去の歴史を理解し在日の和合、半島の統一、世界の平和の運動を展開すべきです」と論じ、Erizabeth Woo氏の味わいのある芸術性を紹介した。
続いて、白永熙在日本大韓民国民団兵庫県本部常任顧問は「8周年大会が以前にもまして、年毎に盛大に発展、開催されることは喜びであり、素晴らしいと思います。今日はErizabeth Wooさんのバイオリンの音に充分に浸り、芸術性を堪能してみたいと思います」と語った。
続いて、渡辺久義京都大学名誉教授・FPU京都会長は、時折見せる笑顔の合間にFPU兵庫の8周年記念を大いに祝福され、「世界平和及び平和統一についての運動」を論じた。「グローバル(地球規模)という考え方の上にもう一つ、コスミック(宇宙観)という観点が見えてきて、人類の進むべき方向に明るい見通しが立つようになった」と、かいつまんで語った。
その後、結成から第8期までの活動ビデオ上映の後、福田秀樹FPU兵庫事務局長による2013年度の活動方針案の発表が成され、盛大なる参加者全員の賛同の拍手によって「承認」を受け、総会は粛々とよどみなく進められた。
第2部のコンサートは、米森清美姫路支部支部長が司会に立ち、ピアノ伴奏はヤン・ソンホ氏が務めた。演奏曲目はベートーベンのロマンスの他、4曲が演奏され、何れも重厚さの中に優雅と軽快さが溢れる表現力であった。また「アリラン」などの韓半島(朝鮮半島)に於ける古典的名曲と云うべき民謡がアレンジされて演奏され、参加者を楽しませた。最後には、文総裁と趙希秀会長を偲び、「アベマリア」が特別演奏として二方に捧げられた。
その後、抽選会が行われ、フィナーレでは金美淑さんの音頭に従って、全員が手をつないで「アリラン」を合唱した。
閉会の辞で、臨済宗東福寺派雲水僧の曺小煥FPU兵庫副会長が、月刊紙「友情」とFPU兵庫が発行する月刊紙「平和統一NEWS」の購読をお願いし、文総裁の御遺志である「在日の和合と共生」「祖国の平和統一」「世界に平和と繁栄」をそれぞれ「億万歳」を天国に届けとばかりに三唱し、8周年記念大会の幕を閉じた。
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