21世紀における韓(朝鮮)半島の平和統一に対して日本がどの国よりも密接で重要な役割を果たすべき位置にあると主張する「第46回平和統一セミナー」(主催:FPU兵庫)が5月25日、兵庫勤労市民センターの講習室で開催され、金源植中央本部事務総長をはじめとして会員、関係者ら83人が参加した。今回のセミナーは講師に卞宰洙博士を迎え、「南北平和統一のリアリティーと在日同胞の立ち位置」と題して行われた。
卞博士は、ロシア文学の説明や農奴解放のために闘ったトルストイの事例や、自身が民族教育の道に進んだ理由など多岐に渡って講演した。特に金日成主席と文鮮明総裁が義兄弟の縁が現在も続いている経緯についても紹介された。また2012年に文総裁の聖和に際して、金正恩委員長が送った弔電の内容が記されている教訓についても紹介した。
参加した文聖純FPU兵庫会長は「今回の講義は色々考えさせられた。総連系のアイデンティティを確実に理解することができた」とし、「文鮮明・韓鶴子総裁が1991年に北朝鮮の平壌を訪問した内容が、現在でも高く評価されていることを知った」と感想を述べた。
講演後には懇親会がもたれ、参加者からは「平和統一聯合の幅広い姿を見ることができた」と感想が寄せられた。