平和統一聯合の創設者故文鮮明総裁の逝去のため開催を延期していたFPU岡山結成7周年記念大会が、去る10月27日(土)、会員を始め、賛同者、在日の方々約250名が平和大使会館(岡山市)に集い、盛大に行われた。
今回の7周年を、岡山における平和統一聯合の再出発の契機とすべく、南北統一に向けての平和統一聯合の役割を改めて会員や賛同者に訴えるため、本部から金源植事務総長を講師として招いて開催。
第一部では、開会の後、まず最初に、先月9月3日に逝去(聖和)された文鮮明総裁と、同じく7月13日に逝去(聖和)された趙希秀北近畿連合会会長に対し感謝の思いを込めた黙祷を捧げ、DVDで全国の平和統一聯合の活動を紹介、新たに第11連合会の常任顧問に就任した黄鼎禹常任顧問と小川信幸前市議からの祝辞があり、基調講演に先立って、麗水万博ツアーで韓国・光陽市平和大使協議会との姉妹結縁のため岡山県の平和大使を代表して引率団長として訪韓し、さらに北朝鮮にも訪問、そして、県議団の一員として対馬を視察した河本勉前県議会議長が現地訪問報告をされた。
続いて壇上に立った金事務総長は、民団系・総連系在日を韓国に招請して行った姉妹結縁や1万名を招いて挙行した臨津閣での統一祈願祭や晩餐会に込められた文総裁の在日への思い、南北統一への思いを訴えながら、プリチャッキツアーや白頭山ツアーなどを通じた民族性昂揚運動、宋榮ソプ平和統一聯合諮問会議議長や周藤健講師による各種セミナー、慰霊祭などを通じた民族和合団結活動、そして、日韓トンネル推進を通じた日韓友好親善、さらには、ハングル教室や料理教室、囲碁大会などを通じて行われている文化和合運動など、具体的に平和統一聯合の活動を紹介し、最後に、環太平洋圏の重要性や韓日一体、在日一体による平和のモデルを指摘しながら、南北統一への夢を共に持って行きましょうと訴えた。
次に第2部では、舞踊家の李龍壽さん(ロッテワールド常任按撫者を歴任、現日本伝統国楽芸術院院長)が南北統一を祈念した踊りを披露し、合間に、日本女性3人による“天舞”が扇の舞(プチェチュム)を踊り、そして、改めて李龍壽さんが登場、セッタリョンやカンウォンドアリランなどの民謡で会場を盛り上げ、最後は、参加者全員で手を繋いで”統一の歌”を歌い、南北統一への思いを熱くして記念大会の幕を閉じた。
参加者からは、平和統一聯合が「こんなに素晴らしいことをしているとは知らなかった」といった初めて参加された在日の方の感想や、「対立の歴史を持つ英仏間の問題がユーロトンネル実現を通じて解決されている例を挙げて、竹島問題を抱える日韓問題解決でも韓日トンネルの実現が役立つ、という話しがとても印象に残った」などの感想も聞かれた。
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