王泊ダム韓国・朝鮮人慰霊祭10・24
第11連合会 広島本部
王泊ダム韓国・朝鮮人慰霊祭が10月24日、「王泊ダム朝鮮人犠牲者追悼有志の会」の韓昱洙会長により広島市で行われ、在日韓国・朝鮮人及び、日本人、韓国人など20名が参加した。この王泊ダムは1935年に広島県山形郡安芸太田町と北広島町にまたがる一級河川太田川水系最上流部に建設されたダムで、建設時に朝鮮半島より多くの朝鮮人労働者が強制労働により連れて来られ、事故により14人の朝鮮人や日本人の犠牲者が出ている所。
慰霊祭では、まず主催者の韓昱洙会長が「王泊ダムでは多くの同胞が強制労働により半島から連れて来られ、無念の事故で亡くなっています。こんな地元広島の身近な場所にも当時の日本の植民地戦争による朝鮮半島の犠牲者が出ています。私たちはこの犠牲者達を慰霊すると共に未来のために韓国・朝鮮人と日本人が平和の為に貢献してもらいたいと願っています」と挨拶された。
続いて祭事が行われ、朝鮮人慰霊の祭壇に、お酒、栗、果物、穀物を供え、慰霊祭参加者全員で敬礼と黙祷を捧げた。その後、韓会長を始めに献酒、献香、献花を捧げ、犠牲者の魂を慰めた。また慰霊祭関係者の丸本英夫氏が、王泊ダム朝鮮人慰霊祭の過去の経過発表を行い、呉支部の河野さんが追悼慰霊詩を読み上げた。その後同会の尹致重事務局長が朝鮮人犠牲者の魂を込めた紙を献火させ、追悼した。最後に全員で祭壇に敬礼して慰霊祭を終了した。
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