平和統一聯合11連合会は、朝鮮王朝の最後の王妃である閔妃を日本の軍隊が暗殺した際に手引きしたといわれる人物 禹範善(ウ・ボムソン)氏の慰霊祭を7月28日、広島県呉市神応院内の同慰霊碑前で行った。
禹範善氏は当時ロシアを応援していた閔妃を嫌った日本軍に加担し、その後呉市で暮らしたが暗殺された。息子は、東大で農業博士となった禹長春(ウ・ジャンチュン)氏で、種無しスイカを作って韓国に貢献した人物であり、その孫娘は、京セラ稲盛会長の奥様である。
この慰霊祭は11連合会の歴史探訪の企画で、韓昱洙会長ほか会員合わせて10名が参加した。
<日本を代表して吉田家庭がお花を供えた>
<お酒を捧げる頭本広島事務局長>
まず慰霊碑前に祭壇を作り、韓国式にお供え物をし、酒や塩でお浄めを行った後、全員で黙祷した。その後、11連合会を代表して韓会長が挨拶をした。
韓会長は「日韓の歴史の中には不幸な事件が沢山ありましたが、禹範善氏も親子孫の三代を見れば、アジアに貢献した人物であるため、こうして慰霊祭をしています。本来なら命日にするべきですが、お盆も近いうえに行いました。」と挨拶された。
続いて、尹致重事務局長が禹範善氏の人となりを説明、経過説明を行い、全員で香を捧げ、献花を行った。
また霊を慰めるため、アリランや統一の歌を歌い、南北統一・アジア平和を祈願し、万歳三唱を行い閉会した。
<会長を囲んで記念撮影>
記事一覧