西東京支部では、11月24日晴天にも恵まれ、かつて日本に渡来した高句麗人が開拓した高麗郡(現在の埼玉県日高市、飯能市あたり)周辺を訪ねて「紅葉狩りと歴史探訪ハイキング」を開催。小中学生10人を含む、老若男女57人が参加した。
コースは、西武線高麗駅から高麗石器時代住居跡を通り、聖天院、高麗神社を見学。昼食をとってからあいあい橋を渡って巾着田を通り、高麗駅に戻る計約10.5km のコース。
初代の郡司でもあった高麗王若光の菩提を弔うために創建された勝楽寺(聖天院)では、住職の直々の説明を受け、本堂へのお参りとともに在日韓民族無縁仏の慰霊塔を訪ねた。塔が建つ広場の周囲にある壇君をはじめ、広開土王、太宗武烈王、鄭夢周、王仁博士、申師任堂などの石像や3.1独立運動の集会が行われたバコダ公園の象徴的な建物である八角亭を縮小した建物を見学。その若光を御祭
神とする高麗神社でも職員の丁寧な解説を聞くことができた。
昼食後は、かつて高句麗人たちが当時の大陸の先進灌漑技術を駆使して開墾したといわれる巾着田を通った。思い思いに参加した一人一人が1300年前の太古の昔に思いをはせることの出来た有意義な一日だった。
参加者からは、「日本と韓国の関係を示すこんな場所があったとは。大変感激だった」「結構疲れたが天気にも恵まれ1300年前の昔の歴史に思いをはせることが出来て良かった」等の感想が寄せられた。
(西東京 木村)
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