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【東京】音楽は国境を越える クリスマスチャリティーコンサート2012

新天地合唱団
 昨年度、チャリティーコンサートを行い、老人ホーム施設へ液晶テレビを贈呈したクリスマスチャリティーコンサート実行委員会(後援 平和統一聯合東京連合会)は、12月19日野方区民ホールにて3組のアーティストを迎えて、コンサートを開催し、約140人が参加した。演奏会の後、3箇所に対しての支援のための贈呈式が行われ、目録が送られた。続いて、金源植事務総長による抽選会が行われ、30人を越える方々へプレゼントが贈られた。最後に全体で「きよしこの夜」を歌い、クリスマスをお祝いするムードで会は締めくくられた。
 北朝鮮の人工衛星打ち上げのニュースの間近であったがゆえに、朝鮮半島や国際情勢の緊張感が高まるなかにあったが、在日同胞の和合と祖国統一をテーマに国籍・信条を超えたアーティストたちによるチャリティーコンサートは、クリスマスの原点であるイエス様の教えのように愛をテーマにしたイベントだ。
 
 オープニングを韓日・日韓の国際結婚をした平和統一聯合の会員や在日同胞らで構成される新天地合唱団が務め、クリスマスキャロル「あらののはてに・ジングルベル」、「オンマーヤヌナヤ」、「アメージンググレース」が歌われた。その後、金容雨実行委員長のメッセージが司会を通じて代読され、来賓の挨拶として、鄭時東平和統一聯合中央本部会長が音楽のもつ可能性について語られ、コンサートの開催を祝賀した。
 
 続いて、歌手の林玉順とピアノの堀部由利子さんによるステージで雰囲気はガラッと変わり、「クリスマスメドレー」や、「マイメモリー」、「クリウン金剛山」などが歌われた。ステージは変わり、昨年同様、ヴァイオリニスト丁讃宇氏とピアノの武田加奈子さんによるクラシックのステージが楽しいトークと共に行われた。丁讃宇氏は、南北統一を心より願い活動されていた文鮮明総裁の聖和と東日本大震災の犠牲者に対しての哀悼の意を込め、「悲愴」の曲が演奏された。また、演奏の中で「ペルシャの市場にて」では様々なシーンの情景説明が行われ、クラシック初心者に対しても大変分かりやすく興味深いコンサートとなった。最後の演奏にあたり、丁氏は「クリウン金剛山」と「イムジン江」は、南北のちょうど対比にあたり、両国がそれぞれ慕う歌であることを説明し、マヤのカレンダーで最後の日を迎える直前なので、最後の演奏ですと冗談を交えながらも、祖国統一の願いを込め、「イムジン江」を演奏した。
 この日本においては、音楽というステージで国境を越えて一つになることもできる。このようなアーティストたちの思いが、ぜひ実現し一日も早い祖国統一を願う。

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