福岡支部では、11月29日、第8回目となる福岡南北統一セミナーを午前と午後の部に分かれ開催。
午前の部では、林吉植第12 連合会会長による「日本における南北統一摂理」の講義と、楢原玲氏による「過去から未来の日韓トンネル」 の講義、そして文源澤第12 連合会事務局長が平和統一聯合の案内を務めた。林会長は講義の中で特に、在日にかけられた日本の使命を訴えた。
午後の部では、韓国の釜山女子大学で教鞭をとられたこともある唐津・名護屋城博物館の廣瀬雄一先生による特別講義が行われた。廣瀬講師は「秀吉から近代に至る日韓交流の歴史」と題し、古代から、中世、近代に至る日韓両国の政治・経済・主権・文化など多岐に渡る観点から語られた。廣瀬講師によれば、「もともと日本人は人類学の研究結果によれば半島からの渡来人、帰化人の末裔が8割近くにのぼり、日本の国家形成に半島の影響が大きく働いた」とし、「歴史を学ぶのではなく、歴史から教訓として学び、未来に生かすことが大切だ」と述べた。
講義後の質疑応答では、活発な質問や意見があり、参加者たちは、日韓関係史について深く学び、有意義な時間を共有することができた。
(12連合会・福岡県事務局長 楢原 玲)
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