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【高知県】「ために生きる」精神で一つに 「南北統一祈願特別講演会」

 平和統一聯合の創設7周年を迎えた7月、第10連合会高知県本部は、高知県平和大使協議会との共催で「南北統一祈願特別講演会」を開催した。7月10日午後2時、高知市文化プラザかるぽーと11F大講義室に180名の参加者が集い、講師に鄭時東平和統一聯合中央本部会長を迎え、「在日の和合統一と世界平和」と題した講演に耳を傾けた。
 講演に先立ち、曺銀貞さんによる七甲山、ホルロアリランの独唱が披露され、会場の雰囲気も和んだところで鄭会長が登壇し講演が始まった。
鄭会長講演
 鄭会長は初めに、「高知は幕末に、怨讐の関係であった薩摩と長州を結びつけ、明治維新の立役者となった坂本龍馬を生んだ地であります。」と語り、それに准えて在日の和合統一が南北統一に不可欠である事を強調した。
坂本龍馬像の前で
<坂本龍馬像の前で>
 続いて、韓民族にとって聖地とも言える白頭山を数日前に訪れて南北統一の祈願をした事を紹介しながら、民族と東アジアの歴史の流れを説明し、現代の世界の様々な問題に言及した。特に、朝鮮半島統一の問題は、東西ドイツの統一と比較しながら韓国民には経済的負担が大きい事を指摘、世界的には人口問題、食糧問題など超えなければならない課題が山積しているが、国益優先の壁を超えられない国連の限界をも指摘した。
 その上で、鄭会長は利他主義、「ために生きる」精神で一つにならなければならないと訴え、一つになる目的は、「平和」であると述べた。又、在日の和合は南北統一のためであり、それが世界平和につながると訴えた。
熱心に聴講する参加者
<熱心に聴講する参加者>
 その後、平和大使協議会による平和大使の任命が行われ、この日参加した民団元団長をはじめとした来賓と共に記念撮影を持って閉会となった。
記事 今野

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