９月に入って４日が過ぎた。毎日秋雨前線が停滞して湿った雲が空を覆い隠す。鬱陶しい日々か続いているが、災害に至らぬのは幸いと言うべきであろう。

折しもパラリンピックが野外屋内施設で人間の限界に挑戦する姿を映像で見ている。平面的なドラマが時に涙と感動ストーリーに繋がる。水泳🏊で５種目メダリストになった選手やタイムトライアルレースで女性が年齢を感じさせない活躍を見せて金メダル獲得と枚挙にいとまがない。

相模原の養護施設殺人事件の犯人はこのパラリンピックをどんな心境で見ているのだろうか？

人として生まれて望まぬ境地で生きねばならない人たちと何の差があるのだろうか？　選択肢はそれぞれに与えられた特権。掴むも逃すも人次第。歴史に学ぶなら2000年前に地上に神の国は近づいた、悔い改めて福音を信ぜよと叫んだ青年イエスキリストを当時誰か救世主として選択されていたならば今の世の中は全く違ってたであろう。

人間に選択肢を与えた存在を否定は出来ないので各自自らに正しく生きているかと自問自答する時が正に今の時代。それを肯定してくれる絶対的価値観、思想、信条、理論が無ければ人類はまた欲望にかまけて相対的な結果に終わり力の論理がまかり通る様な世の中になるやも知れぬ。そら恐ろしい事である。

心静かに耳を澄ませて心の声を聞こう。あなたがどんな心境で行動すればあなたとあなたの周りの人たちが幸せかを。見る、聞く、話す、動く、行く、来る。パラリンピックアスリートたちが五体不満足な中で見せる人間の素晴らしさを今一度見直して見ようではないか？

私達の選択肢に未来がかかっている。そうあなたの選択肢が明日の幸せを運ぶのである。

（谷）