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ハングルの仕組み

韓国語・朝鮮語の文字のことを「ハングル 한글」と言います。ハングル「한글」の「한」は「唯一」また「偉大な」と言う意味で、「글」は文字と言う意味です。 朝鮮時代の4代目の王様である世宗大王は、それまで使われていた漢字が韓国語と構造が異なる中国語表記であるために、多くの国民は難しくて、伝えたい言葉を書くこともできず、学び使うことができない事実をもどかしく思っていました。漢文で書かれていた法律を読めなくて、罪だと知らずに罪を犯してしまう事も多くあったと言われています。世宗大王は、そのような国民の為に学者達を伴って方言や子供の言葉まで観察、研究、分析し、世宗25年(1443)に韓国語の表記に適した文字体系を完成させました。そして1446年、それを「訓民正音:国民に教える正しい音」として頒布しました。そして大韓民国国宝70号の『訓民正音解例本』の古文書が、文字を作った背景と原理が記録されており、1997年10月ユネスコ世界記録遺産に登録されました。

 

 

ハングルは「子音」と「母音」の組み合わせで構築されています。

例)가구(家具)と약속 (約束)

仕組みは次のような4つがあります。

 

1) 가[カ]

k a
初声 中声

2) 구[ク/グ]

k 初声
u 中声

3)약[ヤク]

無音 ya
k

 4) 속[ソク]

s 初声
o 中声
k 終声(パッチム)

 

子音:初声(最初の音)+母音:中声(真ん中の音)+子音:終声(パッチム)(最後の音)が集まって一つの音節を表現します。

音節には必ず母音が入っており、子音字20個と母音字21個による創製原理を理解しつつ、基本子音5個と基本母音6個を覚えると残りの子母字はすぐ覚えることができます。

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