在日本朝鮮人総連合会の結成60 周年記念「在日同胞大祝祭」が5月31日、東京都北区十条にある朝鮮中高級学校で開催され、平和統一聯合中央本部の大塚克己会長を始めとして本部スタッフ、東大生ら10人が共に参加しました。5月としては記録的な炎天下の下、約2万人が参加し、ステージでの要人の挨拶や武術・芸術・100 歳を越えた在日同胞の映像など様々な企画や出店で賑わいました。
来賓で挨拶されたアントニオ猪木参議院議員は、おなじみの「元気があれば何でもできる」と語り始め、様々な課題・問題点もあるが、「日本と共和国が自由に行き来できるようになればよいですね」とし、最後に朝鮮語でおなじみの掛け声をかけて参加者を激励しました。
参加した学生の中には、在日朝鮮人の方々と初めて出会う人がいて、どのように接すれば良いのかあまり分からない状況でしたが、体験を通じて「日本語と朝鮮語が入り混じっていて感覚的には、韓国・清平にいるみたい」「一つの家族のようなコミュニティーがあり、同じ血筋、同胞意識を持っているように感じる」「朝鮮民族の伝統的な文化の一端を見れたことがとても良かった」「彼らの非常にハツラツとしていて、すっきりとした様子にとても親近感を覚える」「こうした機会にもっと多くの人が参加すれば、在日の方々に対してなんとなく我々が抱いている壁が消滅していくと思います」など、学生の生の声を聞くことができました。
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