平和統一聯合中央本部では、3月中旬在日同胞に対するセミナーで顧問や事務局長が他団体からの招請を受けて講義するなど、教育を中心とした活動が活発に行わました。
12、13日には、新宿区内の会場で、在日の知識人・経済界の3名に対し、講師に魚谷俊輔氏(UPF-Japan事務局長)、大谷明史氏(統一思想研究院副院長)を迎えて、文鮮明総裁の思想を紹介するセミナーが行われました。
16日には、統一グループの責任者に対し各機関からの報告会が行われた中、平和統一聯合からは金榮翯会長と金源植事務総長が2016年度活動計画を東方益光総務局長が会計報告を発表しました。
17日には、李和明第5連合会事務局長が東京の多文化交流会からの招請で「東北アジアの平和と在日同胞」をテーマに講演しました。李事務局長は、大陸側からみた日本の地図を用いて、地政学的観点と古墳時代から飛鳥時代における朝鮮半島と日本の交流、近世の朝鮮半島の政策、南北統一問題について言及しました。特に1300年祭を迎える高麗神社を紹介し、高麗家60代に及ぶ時の流れを参考に東北アジアが仲良くしていかなければいけないことを強調しました。また、同講演会に参加していた金事務総長は、忙しい日程の中夕方より、一般社団法人訓民正音グローバル協会の李鍾仁事務局長と共に、第6連合会の宋幸哲事務局長・李恩珠次長の案内で、民団神奈川県鶴見支部を訪ね、韓国語教育や民団に対しての協力など様々な分野で率直な意見交換をなしました。
19日には、「Vision2020勝利と韓半島平和統一祈願」と題して、高尾山を登山。関係者ら6名が参加し、小雨の降る中登りはじめ、頂上に着いたころには一瞬の晴れ間が差し、雄大な富士山を見ることができました。その後、高尾山薬王院で祈願を捧げ終わった瞬間に、ほら貝の音が鳴り響いて鮮やな黄色のミツマタの花(花言葉:親子の深い愛と永遠なる愛)が咲き出しました。
参加した宋事務局長は「登山のなかで起きた様々な事象が、私たちが行う韓半島平和統一プロジェクトを祝福しているようだ」と興奮した感想を述べました。
20日は、鄭時東顧問が東京同胞支部から招請を受け、「在日の歴史」について講義を行い、関係者ら20人が参加しました。鄭顧問は、特に民団の歴史に焦点を充て熱く語りました。
23日には、中央本部で金会長を迎えてインターネットによる全国事務局長会議が行われ、今後開催する会長団会議、在日の先輩方を招いたイベント、高麗神社1300年祭りの動員、「金日成と文鮮明」という書籍の紹介などについて議論されました。
このような活動の背後には、金事務総長を中心したスタッフ・メンバーらが新宿区の戸山公園内の箱根山での平和統一祈願集会(18、24、25日)を行い、パワーあふれる渉外活動の原点を育成しています。そのなかで事務総長が故・黄七福会長の心情を感じ取ることもあり、難しい韓半島情勢の平和統一プロジェクトに対して、「無形実体世界と有形実体世界」の両面からのアプローチを試みています。