11月21日、埼玉連合会はさいたま市岩槻の会場で、「結成5周年記念の集い」を開催した。趣旨に賛成している在日同胞や在日韓国人、活動を支援している日本人など約50人が参加した。五年間の経緯報告や講演会、会員による手作り韓国料理やお弁当、そして歌に踊りに祝賀のムードで盛りあがった。
今までの5年を感謝して集いは、「第一部 記念の集い」と「第二部 祝いとしゃべりの場」に分けて企画された。第一部では、最初に五年間の経緯が報告され、金榮翯(キムヨンハク)埼玉連合会会長の挨拶。金会長は、「臨津河(イムジンガン)へ行って、在日の皆さんと共に、北の空に思いが通じるようにと、風船を飛ばしたこともありました。」と語られ、世界日報の記事を抜粋し、「何とかしてみようと努力はしている。これからも皆様と韓半島統一に向きたい。」と述べた。
<埼玉連合会会長>
その後、前 埼玉民団地方支部団長による祝辞。団長は文鮮明先生の自叙伝「平和を愛する世界人として」の韓国語版と日本語版両方を読み終えた土台で語られた。「自叙伝の中に『若いときは苦労しろ』とありますが、私の苦労話をしゃべりますからきいてください。」と、いろいろな体験を語られ、「きょう、来る途中も思ったが、人の力ではなく、なんか別の違うものが私を助けてくれたのではないか。その時はこんな苦労は二度とやりたくない…と思ったが、何十年経ってみて文先生の本を見て、ハーッと思います。」と述べた。
また、趣旨に賛同している在日婦人が、「北には、会ったこともない叔父や叔母たちもいるので、早く統一され、その時は生きているかどうかわからないけど会いたい。早く、統一できたらいいなと祈っております。また、私にできることで協力できたらと参加させて頂いています。」と南北統一への期待を述べた。
この後、在日アーティスト 尹漢信(ユンハンシン)さんによる弾き語りで祝賀を飾った。
そして、鄭時東(チョンシドン)中央会長による記念メッセージ講演。鄭会長は「100年前、日本が韓国の言語と歴史、文化、民族の精神を認めていたら、全く違っていた。」と語り、「文総裁もあらゆる恨を感じながらも、心を、むしろ、恨みを愛に代えて実践してこられたことに、それ以外に、日本と韓国との問題を解決することはできないのではないか?」「我々と共に、在日同胞同志が愛し合いながら、日本人を巻き込んで、祖国統一と世界平和を愛する世界人としての歩みを共に歩んでいきたい。」と言葉を締めくった。
<鄭時東(チョンシドン)中央会長>
第二部では、会員による手作り韓国料理とお弁当が振舞われ、可愛いオリニの朝鮮舞踊と、韓国民謡、カラオケの懇親会の場となった。
(記・北埼玉 柴崎)
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