福ちゃんの福チュモニ(Season2)
「家庭の絆は今どこに・・・・・・」
先日、川崎で起こった凄惨な殺傷事件が報道されるや、数日後、今度は官僚が息子を殺害するという事件が起こりました。川崎の犯人は死亡してしまったので、その犯行動機が世間の憶測とは反して中々明らかになっていない。半面、息子を殺害した事件の方は、動機が犯人である父親の証言で徐々に明らかになって来た。それによれば、息子の普段の暴力的な行動と言動で、川崎事件のような事件を起こすのではないかとの恐れを感じたとの事だ。どんな家族内事情があったのであろうか?子を守るはずの母親を「愚母」とまで呼ぶようになったのは、何故だろうか?外側からは見えない複雑な関係があったのだろう。
私の生まれた昭和の時代は、我が家も三代が一緒に暮らしていたし、時々両親が夫婦喧嘩する姿を見て育ったけど、そんな凄惨な事件を起こす程には至らなかった。当時の方が我慢強かったからなのかな・・・。親に叱られても庇ってくれる祖父母という逃避地があったし、兄弟が慰めてくれたりしていた。
川崎の犯人も親が離婚し親戚の家に引き取られ、その家の同年代の従兄弟と色々差別された云々など言われているが、親子三代が共に暮らす温かい家庭の中に育ったなら、彼はこんな事件を起こしただろうか?
現場に傾けられた供花の多さを見ながら改めて家族の絆を考えて見た。