冬のひだまりがことのほか暖かく感じられる寒冷の候、会員の皆様におかれましては、いよいよご壮健のこととお喜び申し上げます。
さてアメリカのトランプ大統領が11 月3 日から14 日にかけてハワイ、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問し、北朝鮮問題を巡って日米韓の連携を強化するなど国家間の絆は深まったと思います。この話し合いによって韓半島(朝鮮半島)の統一が成されるかと言えば、何とも言い難いところでございますが、「国を守る」と言う意味での戦略的な考え方は、一定の評価ができる非常に良い考えだと思います。以前に、アメリカは北朝鮮に対して即攻撃を
するというような話がございましたが、現在は対話の方向へ向かっているようでございます。
そして間近に迫る2018 年平昌冬季オリンピックを成功裏に終わらせるために、多くの方々の力を結集して応援できるよう、そして北朝鮮の選手も平昌オリンピックに参加できるように、皆さまでお祈りをしていただければと思います。この運動が日韓関係の改善や2020 年東京オリンピックへの良い影響、そしてスポーツを通じた「平和統一」のための対話への道筋を開くきっかけとなればと思います。
喜ばしいお知らせといたしましては、日本時間の10 月31 日未明に日韓両国の自治体などが共同申請した江戸時代の外交資料「朝鮮通信使に関する記録」と群馬県の古代石碑郡「上野三碑(こうずけさんぴ)」が世界記憶遺産に登録された事と、「孝情文化フェスティバル愛知大会 in NAGOYA(11 月16 日)」と「孝情ファミリーフェスティバルin OSAKA(11 月21 日)」を成功裏に終えた事でございます。世界記憶遺産登録に関しましては、私たちが埼玉県春日部で夏に行われる日韓友好パレードにおいて、朝鮮通信使を出したり、サムルノリを披露したり、またPEACE ROAD in Japan において世界記憶遺産登録の運動を行ったことが結果にもつながったのではないかと自負しているところでございます。今後、静岡県や福岡県でも朝鮮通信使関連の行事を行われるということで、無事成功裏に終えるよう祈願いたします。また韓鶴子総裁を迎えた2つの大会に、会員の皆様も会場に直接参加されたり、インターネット中継でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、合計2万人という大勢の方々が参加できたと言うことは、本当に喜ばしい事と思います。
地方活動の中では、第9連合会(中国地方)が3か月に1度、総連・民団の幹部、領事館関係者を集めた食事会等をしてコミュニケーションを図っておられるということで、他の連合会でも是非このような運動を拡大していただきたいと思います。
平和統一聯合の活動に際しまして、いろいろご批判もあろうかと思いますが、「在日に和合を 祖国に統一を 世界に平和を」と言う3つのモットーで活動しておりますので、ぜひ皆様方もこのモットーを外れないように頑張っていただき、健やかなる新年をお迎えになられるよう、心よりお祈り申し上げます。
平和統一聯合 中央本部 会長 金榮翯