2010年1月30日、熊本県連合会の会員たちは佐賀県唐津市鎮西町にある日韓海底トンネルの試着工事現場を訪ねた。トンネル視察のあと、名護屋城の遺跡と名護屋博物館を訪問し、歴史について学ぶ貴重な機会を持つようになった。熊本県からの工事現場の視察は今回で2回目。48名の会員らが参加してトンネル建設に対する高い関心を感じる機会となった。
今回の視察団の案内のため一般財団法人国際ハイウェイ財団の理事 佐藤博文氏を招いて、今までの経過と背景に対する説明をお聞きした。佐藤理事は日韓海底トンネルの建設は技術的に可能かどうかの段階ではなく、東アジア共同体の構成のためには必須的なプロジェクトとして浮上するだろうという見方を示した。そしてこのプロジェクトの実現のためには日本政府のみならず、国民的次元の啓蒙が必要だと強調した。参加者たちはこんなに身近なところで巨大なプロジェクトが動いていることに感銘を受け、これからの進展に期待を持つようになった。
参加者からは「これから友達を誘って一緒に来たい」「これまでの調査に対して敬意を示して、政府がもっと関心を持って真剣に取り組むべきだ」とコメントした。
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