<第14回 韓国朝鮮人無縁仏之霊追悼法要(相生平和記念碑を守る会主催)>
『望郷の丘に無縁仏の同胞をしのぶ』
秋が深まりゆく十一月初旬、私たちは、兵庫、岡山県堺の相生市で行われた韓国・朝鮮人 無縁仏追悼慰霊祭に参加しました。被葬者は在日の解放されるまで、日本の植民地政策によって故郷を離れ、命を落とした人々です。慰霊碑に安置された骨壷に向かってタヒャンサリ(他郷暮らし)の歌詞を手向けました。歌の向こうは海峡の響きがします。韓半島のどの地からでしょうか、被葬者もきっと口ずさんだに違いありません。
♪タヒャンサリ幾とせぞ 指折り数えれば
故郷いで 十余年 青春は老いぬ。♬
望郷の念が悲しくひしひしと伝わってきました。無常な歳月の流れの中で薄らいでゆき忘れ去られようとしている異国の地で、再び故郷の土を踏むことなく亡くなった人々を私たちはもう一度見つめ直しました。
【第7連合会ホームページより】