西埼玉支部は、第8回西埼玉・歴史散歩散歩「高麗王若光の軌跡を求めて」と題し、4月16日に高麗王若光とゆかりのある湘南平(高麗山公園)、高来神社を巡り、その後、旧伊藤博文金沢別邸、澤田美喜記念館前を訪ねました。
最初の湘南平(高麗山公園)は、平塚市と大磯町にまたがる風致公園で、桜の名所ともなっています。奈良時代にこの公園の山側一帯に高句麗からの渡来人が居住し集落を作ったことから高麗山と名付けられた経緯があります。
高来神社では3日間の春祭り(4月15日~17日)を開催中で、及川廣信、高橋洋子、蒼浩人、NECROMIST、蛭田浩子らによる舞踏「かぐやひめ」が奉納され、参加者たちはその舞踊を鑑賞しました。
また地元の氏子に話を伺うと、この地域では昔ながらの伝承(木遣歌)が残っており、その歌詞の意味については日本語としては理解できず、渡来人の言葉ではないかと推測されています。氏子は「埼玉県の高麗神社に奉納できたらと思います」と希望を述べました。
7月第3土曜日、日曜日には高来神社夏季例大祭(通称:御船祭)が行われます。高麗寺の本尊であった千手観音を、海中から引き揚げたといわれる日が、この祭の日となっており、700年余りの歴史と伝統をもって受け継がれてきました。祭では、美しく飾られた2艘の船形の山車が引かれ、その上で木遣歌が披露され、夏の大磯を盛り上げます。ご関心のある方は、大磯町観光協会(TEL 0463-61-3300)にお問合せ下さい。