3月16日、平和統一聯合東京連合会が主催する『ドナルドトランプ大統領・金正恩朝鮮労働党委員長会談後の韓国情勢』というテーマの月例セミナーが東京都・渋谷区の会場で開かれ、朝鮮半島問題に詳しい元駐日公使で統一日報主幹の洪熒氏と宮塚コリア研究所代表の宮塚利雄氏が講演し、会員ら約30名が参加した。
宮塚氏は日本海沿岸に漂着する北朝鮮の木造漁船や輸入ハタハタ(北朝鮮産)の鉛混入事件について説明し、現在の日本と北朝鮮の状況を分析・指摘した。
洪氏は韓国の文在寅大統領を「韓米同盟の敵」と批判し、またハノイでの第2回米朝首脳会談決裂の後、翌日に行われた3・1独立運動100周年記念式典において、同会談の結果に反する南北経済共同体を目指すと発表した講演や南北経済省の人事について指摘した。
また、「文大統領と中国の習近平、北の金正恩と闘う人々を応援することが、これから日本のすべきことである」と今後の日本の役割について述べた。
参加者は「洪先生は保守系の論客の方なので、習近平国家主席・金正恩委員長・文在寅大統領は敵であり、倒さなければいけない相手と発言したが、そうではない。韓鶴子総裁の主張する、神を中心とした南北統一へ導いていけるように、彼らを愛し教育していく使命が平和統一聯合にある」と感想を述べた。