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金剛山歌劇団 金明姫リサイタル<바람꽃>で花咲く家族愛

 

9月11日、「金明姫リサイタル<바람꽃>」(金剛山歌劇団特別公園)が北とぴあの会場で約1300人の参加者の中で行われ、平和統一聯合から金源植事務総長を始め多くの会員らが参加した。このリサイタルには全国各地から多くの同務たちが参加した。

リサイタルは全2部で構成され、1部では「風の花」、「海へ山へ行こう」、「朝鮮映画メドレー」、「りんごの木を植えたよ」、「陰と陽」、「Time To Say Goodbye」、「The Greatest Show」、2部では「ウルサンタリョン」、「朗読と歌-オモニ-」、「花メドレー」、「愛の賛歌」、「ありがとう」が公演された。

金明姫氏は栃木県宇都宮市出身で、1992年金剛山歌劇団に入団。25年の実績を誇る劇団のメインMC。テレビやラジオの出演をはじめ、各種イベントMC,映像ナレーション、通訳などバイリンガルMCとして幅広く活躍。2015年4月共和国功勲俳優の称号を頂く。

特に印象的だったのは、詩「オモニ」と共に歌われた歌「娘へ」である。蔚山独特の方言で「ミョンヒヤ~」と話しかける祖母や母への想い、またいつの間にか子を生み自身も母となり、子供と接することにより初めて母の心情が理解でき、娘にどのように育ってほしいという願いが込められた歌に、多くの観客が涙を流した。

また、北と南、海外同胞たちが手をとり合い、わが民族同士で願いを叶えるという意気込みの込められた「ハナ」の歌に際し、日本海の向こうにある、二つに分かれた祖国・ふるさとを思い慕う映像が流れ、行きたくても行くことのできない祖国を想う歌声が、観客の心に響いた。

参加した観客は「全ての歌、演出、手紙や映像などが非常に良かった。また全国から同級生が駆け付け、夫子供母親という家族の愛を感じることができた。」と感想を述べた。

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