金盛根会長との出会い
初めて、金盛根会長と出会ったのは、2004年2月に在日同胞指導者セミナーが大阪で行われた時でした。髭を蓄えたその姿は印象的で、会場で通訳の仕事をしていた私に、
「どうして朝鮮語がそんなに上手いの?」という言葉と共に会話が始まりました。当時朝鮮総連系だった会長にとって民族の誇りとしてのウリマル(ハングル)が話せる日本人は珍しく興味を持って下さったのだと思います。それ以来様々な場面で交流をして来ました。特に在日を見下していたような日本人が、ハングルを話すようになるよう教育された文総裁の思想は何か?と関心を持って活動に参加するようになったと、後日その思い出話をして下さいました。仙台でのセミナーや平和統一聯合の創設までの準備や、祖国訪問ツアーなどを通して、総連系の役割をされて現在は当団体の東北地方の会長職にあられます。
特に今年の平昌冬季オリンピックツアーにご一緒した際は当時の様子を告白しながら、「かつて自分は、反対活動をしていて皆さんに石を投げたりもしていた」と、そして、「スパイするつもりで来てもいた」とも吐露して下さいました。しかし、今は文鮮明総裁を尊敬し、従っている皆さんも同じように尊敬していると証をしながら参加した日本人の涙を誘っていました。そんな金会長のような方たちと一緒に平和統一聯合の活動を出来る事に感謝しながら、文総裁の願いである韓半島の平和統一を願いました。
2018年9月14日
茂木福美