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黄七福自叙伝「民団大阪本部定期地方委員会」など

 

黄七福自叙伝63

「ああ祖国よ 我れ平壌で叫ぶ時 祖国は統一」

 

第4章 民団大阪本部の団長として

民団大阪本部定期地方委員会

一九七五年四月の定期地方委員会で、私は、

「ベトナム、カンボジア情勢をみるとき、韓半島の動きが深刻の度合いを深めている。われわれは祖国の団結精神に呼応して、朝総連粉粋にむけて一層の一致協力が必要だ」

「白頭学院と金剛学園をひとつにしてこそ、合理的な民族教育ができる」

「年内に韓学同にかわる、新しい学生会を民団主導のもとで結成する」

「行政差別撤廃運動は民団五大綱領のひとつである民生安定につながるものであり、今後も強力推進する」

「朝総連系同胞が祖国へ帰る意志があるならば、あらゆる便宜をはかりたい」

などと訴えた。

 

民団大阪本部創団三十周年

民団大阪本部は一九七六年十二月六日、本部講堂で「創団三十周年記念式典」を開き、「有功章施賞式」などを行った。

終了後、ロイヤルホテルに席を移して二千余人が参集し「創団三十周年祝賀会」を盛大に挙行した。

 

婦人会研修会

一九七七年六月二十二日から三日間、婦人会第九回研修会が湯村グランドホテルで開かれ、三百人が参加した。

私も来賓として招かれ、「民団の中に家庭があり、家庭の中に民団がある、婦人の役割は大きい」と激励した。

 

民団規約改正

この時期、民団規約が一部、次のように改正された。

①役員および委員と代議員の任期は、二年から三年とし、中央団長と地方団長は三選を禁ずる。

②定期中央委員会と地方委員会は、年二回開催を年一回開催とする。

③事務局長の任命は中央団長が行なう。

④中央委員は十四名を二十一名にする。

 

韓国閣僚の歓迎会

第九回韓日定期閣僚会議に出席した韓国代表団が、東京での会議を終えて帰国の途次、大阪に立ち寄り、一九七七年九月七日、ロイヤルホテルで開かれた「近畿地区同胞激励会」に臨んで、一千余人の在日同胞を激励した。

出席したのは南悳祐副総理、朴東鎮外務部長官、金龍煥財務部長官、崔玉圭農水産部長官、申鉉鎬保健社会部長官の五閣僚で、張礼準商工部長官は他の公務により出席できなかった。

南副総理は「今回の閣僚会議でも在日同胞の法的地位改善について協議した。この問題は今後も韓日両国の政府間で論議されていくことであろう。韓国側は最も効果的な法的地位向上をめざして努力するつもりである」と語った。

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