平和統一運動に関心を持ってもらおうと富山県本部は3月12日、富山県本部事務所において朝鮮総連富山県委員会前委員長の金政雄氏を迎えて「南北統一勉強会」を開催しました。
開会にあたり富山県本部愛宕彰会長が「在日2世として苦労して来られて、長きにわたり朝鮮総連の運動を進めてこられた金政雄さんの生涯を通して、日本人やニューカマーの皆さんにもその心情の一端を理解し共有する機会になればいい」と挨拶し、その後、富山県本部事務局長の廣田秀徳氏が「在日同胞形成史」と題してスライドで在日同胞社会形成の歴史的経緯を紹介しました。
その後、金氏が「在日としての人生」と題して自身の生涯を簡単に紹介。金氏は「在日の地域の指導者として権利問題、教育問題、統一問題を取り組んできましたが、人口減少や帰化問題で活動も充分に果たせていない」と指摘しました。また「ほとんどの総連系の同胞は思想的の北を支持しているというよりは、戦後まもなく金日成主席より教育援助金を同胞のために頂いたその心情に感動して北を支持するようになった」とも言及し、「半島問題の解決には北と米国が対話する方向に向かい、日本が仲保に立ってほしい」とも述べられました。
その後、質疑応答の時間が持たれ、忌憚のない意見交換がなされました。
記事一覧