炭鉱事故の犠牲となった在日朝鮮人や日本人の恨みの霊を慰めるために平和統一聯合、そして地元有志の方々約20名が山口県宇部市床波にある長生炭鉱犠牲者の慰霊碑前で第3回目となる追悼慰霊祭を2月6日に行い、炭鉱の遺跡であるピーヤの見える海岸でお供えを海に流し、犠牲者の冥福を祈りました。
慰霊祭は、まず犠牲になられた方々に黙祷を捧げ、篠原智山口事務局長、韓昱洙平和統一聯合第11会長の挨拶の後、韓会長と杉山良一宇部家庭教会長が花束献花と祭祀(チェサ)を行い、参加者全員による献花・焼香、金辰淑韓国婦人会会長と金胤廷さん(地元代表)が慰霊の手紙を朗読、杉山教会長が慰霊の祈祷を捧げました。その後全体で統一の歌を歌い、最後に尹致重平和統一聯合第11連合会事務局長の億万歳で閉式しました。
地元で74年前に起きた長生炭鉱の事故の記憶が残る松西さんは「当時は朝鮮の人たちが働いていた長生炭鉱をもじって朝鮮炭鉱と呼んでいた。事故の後、多くの遺族が海に向かいアイゴー、アイゴーと泣いておられた。このような悲惨なことが起きないようにしっかりと平和な時代を築いていきたい」と語っています。