在日同胞から始まった真の愛の平和統一運動は、すべての分裂と対立を終結させ新しい歴史を創造するのです。我々の運動は在日同胞は勿論のこと海外同胞と日本民族を世界的に連帯し、韓半島の統一と世界平和に貢献する革命的な偉業を成し遂げるのです。
全ての同胞たちよ! 日本民族よ! 一丸となって世界統一の模型となる韓半島平和統一のために天意に従って精誠を集めて歴史的な御旨を成就しましょう。 (平和統一聯合創設主旨文 抜粋)
人類歴史は絶えない混沌の中で、いかなる方向へと流れているか分からない。昨年ウリ民族の念願である南北平和統一のために、南北首脳が4月27日、5月26日、そして9月19日と3度の会談を持った。また第1次米朝首脳会談が6月12日に開かれ、2019年になり第2次米朝首脳会談も2月末に開かれるようだ。南北が平和統一を成し遂げなければならないことは時代の要求であることは間違いない。それを成し遂げていく過程において、南北だけで実現されるかは疑問である。
周辺国の状況
南北首脳会談と米朝首脳会談において必ず解決しなければならない議題は、韓半島の非核化をどのように成し遂げていくかということである。この問題を解決するには、南北と周辺国の関係も非常に重要であるということだ。ところで、韓半島を中心とする周辺国の動きもさほど容易ではないようだ。
特に1月21日の日本経済新聞に、日経リサーチが昨年10~11月に日本全国の有権者3,000人を対象とした「数字で見るリアル世論 各国・地域への友好意識は?(郵送世論調査2018)」の記事があった。日本が最も嫌いな国は北朝鮮(82%)で、中国(76%)、韓国(61%)、ロシア(57%)の順だという。
北朝鮮が「最も嫌いな国」に指定された理由は「米国との非核化交渉の動きを見せるが、核・ミサイル開発の脅威は消えていない」ということだ。中国は「南シナ海軍事拠点化と東シナ海尖閣列島(中国名:釣魚島)をめぐる日中間の領有権の葛藤」が背景であり、韓国とロシアは「歴史認識に対する問題と北方領土(クリル列島)をめぐる対立などの外交関係」ということで低いようだ。
その反面、日本人にとって好感度の高い国はイギリス(72%)、フランス(71%)、イタリア(69%)、アメリカ(67%)、ドイツ(65%)だという。また、日本が最も弱い分野では「外交」と「語学」がそれぞれ59%だったという。
在日同胞の使命
日本人にとって周辺国は嫌いで離れている国は好きということが明らかになった。それは隣接国は利害関係が絡まっているためだと考えられる。幼い頃、隣家との間で塀や菜園などの境界線をめぐり数センチが原因でいつも争っていたことと同じ論理だと考える。
この時のように在日同胞も、日本に住みながら日本人に対する愛憎関係があると考える。暗かった過去の歴史の結果として在日同胞という名で生きてきた方々の逆境を聞いてみれば、どうやって彼らを慰めたらよいか分からず、ただ黙々と聞くことが唯一私の出来る事だった。ところが、彼らはいつも痛みの中で自分たちを助けてくれた人々が日本人であるということをたくさん証してくれた。日本人の協助によって事業に成功したし、韓国の経済成長や88年ソウルオリンピックにも貢献できたということに自負心を感じているという。
文鮮明総裁は「在日同胞から始まった平和統一運動は、分裂と対立を終結させるために海外同胞と日本民族を世界的に連帯し、韓半島の統一と世界平和に貢献する偉業を成し遂げる」と2004年7月4日、平和統一聯合創設趣旨文で説明された。
天意に従って
南北問題に関われば関わるほど多くの矛盾点を発見することになる。KGB 1級秘密文書によると、中国共産党の初期指導者である李立三が、1931年10月金成柱の名前を金日成に変えたし、抗日運動をした記録もないと明らかになった。黄長燁前朝鮮労働党秘書も著書で「1930年代末に金日成がソ連に渡って『99特別教導旅団』で生活した時に金正日が出生し、その名前をロシア式で『ユラ』、次男は『シュラ』と呼んだ事実は誰も皆知っていることだ」と話した。 (2018年月刊朝鮮12月号)
このように対話の相手に対してよく知らず、4強外交さえも上手くいかないならウリ民族の行く先はどうなるのだろうか! いつまでも過去にだけしがみ付くことはできない。その過去の痛みを未来の幸福に変えられるよう文鮮明・韓鶴子総裁は次のように訴えた。
「全ての同胞たちよ! 日本民族よ! 一丸となって世界統一の模型となる韓半島平和統一のために天意に従って精誠を集めて歴史的な御旨を成就しましょう」
在日同胞は国境線のない日本で、真の愛で自由と平和と統一と幸福の価値をもち「在日に和合を、民族に統一を、世界に平和を」成し遂げていくモデルを作ることが、この地に暮らす者達の責任だと感じる。
祖国の統一が目の前に近づいて来た今日、私たちは共にこの時代の先駆者であり指導者である文鮮明・韓鶴子総裁の教えを今一度心に刻む必要があると思われる。
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